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0次予防は個人でも実践できる?自ら健康的な環境をつくるポイント

未病

健康増進・疾病予防の分野において、疾病の悪化をこれ以上進行させないための「3次予防」、疾病の早期発見・早期治療のための「2次予防」、生活習慣に気を使う「1次予防」が提唱されています。さらに、近年ではそれに加えて「0次予防」が注目されており、「地域や環境そのものが人を健康にしていくよう調整すること」を提唱されています。しかしながら、研究段階の分野であり、0次予防に取り組んでいる地域はごくわずかです。そこで今回は、0次予防の価値観のもとに個人でも工夫できる方法を解説します。

0次予防とは?

0次予防も1次予防も、根幹には行動や生活習慣を整えることが重要となります。1次予防は個人が対象で、情報収集や知識を習得することなので、個人の努力や意思の強さが要になります。

一方、0次予防は「自治体や地域」による活動が主となるのが、1次予防との大きな違いとなります。そもそも病気や健康のことを考えなくても、自然と健康的な行動や生活習慣ができるように、地域や社会を整えるのが0次予防の考え方だと理解しましょう。

詳しくはこちらの記事をご確認ください。

※内部リンク:厚生労働省が推進する「0次予防(ゼロ次予防)」。1次予防との違いと取り組み方の具体例

自ら健康的な環境をつくるポイント

0次予防のポイントは病気や健康について意識しなくても、自然と健康的な行動や生活習慣ができるように周辺環境を整えることです。この考え方は自治体などの大きな枠組みだけでなく、個人においても十分実践可能だと考えられます。

さらに、0次予防の研究によって具体的な3つの実践的なテーマ「歩く」、「話す」、「感じる」を個人に当てはめることができれば、比較的簡単な取り組みも見つけられるでしょう。以下では0次予防の研究における3つのテーマのいずれかを押さえつつ、環境を選ぶ・整えるポイントを解説します。

住居内環境を整えて、「歩く」環境づくりを

住んでいる家の中を動きやすいように整えましょう。外出するハードルが低くなるように整えることがコツです。例えば、階段に手すりをつけて登りやすくしたり、ベッドから起き上がりやすくするために柵をつけたり、床に物を置かないように通路を広くしたりしましょう。日常生活を「歩きやすい」環境に構築することで、自然と歩数が多くなるのが大きな狙いです。

住む場所を変えれば、大きく環境を変えられる

自分が社会参加しやすい立地に住んでいることも大切です。もし「孤独」が常態化しているようであれば、将来のことを考えて、早いうちに住む場所を変えて慣れておくことも視野に入れましょう。住む場所を選ぶポイントは、さまざまですが公園が近ければ外に出て「歩く」頻度が高くなる可能性がありますし、高齢者が子どもと一緒に住めば「話す」機会も増えて、家族全員にとって自然と健康的な環境になる可能性があります。さらにアクティブな趣味を継続しやすいよう、駐車場を確保しやすい郊外に引っ越すのも手段の1つです。

継続して参加できるコミュニティに入る

社会活動をしている団体に所属して活動することも、人と「話す」機会を得られる環境改善といえるでしょう。家でじっとしているよりも、ボランティアの仕事をこなす中で認知症予防になります。町内会、ボランティア団体など、定期的に集会を開催している団体がおすすめです。

地方自治体が出している会誌にも、イベントや活動団体の情報が掲載されています。コミュニティによって雰囲気が異なるので、自分の居心地がよく話しやすいところを選びましょう。

習慣になる趣味をつくる

継続して通える趣味をつくるのもいいでしょう。趣味仲間と「話す」機会と人とのつながりを「感じる」機会が増えるでしょう。また、登山などのアクティブな趣味であれば飛躍的に「歩く」機会も増加します。

スポーツジムや料理教室、パソコン教室などの習い事をするのもおすすめです。特に、スポーツジムのスタジオレッスンなど、曜日と時間が決まっているもののほうが継続しやすいです。

新たに何かを始めることに、最初は抵抗を感じるかもしれませんが、それが当たり前になれば0次予防に該当する環境が整ったともいえるでしょう。また、自然と継続するのが当たり前になるように趣味の教室、サークルなどに参加するのも、環境構築においては効果的な手段です。

相談できる場所をつくる

適切な人間関係を築いて「話せる」環境をつくることも大切です。社会福祉協議会やNPOが主催する地域のコミュニティサロンは、定期的にイベント開催する中で、地域住民の悩みを聞く機会を設けていることが多くあります。また、地域包括支援センター(高齢者向け)でも、生活相談をすることができます。いざとなったときにいきなり相談することはハードルが高く感じるでしょう。小さなことでも気軽に話し、相談する相手のことも知っておくとスムーズです。

自分の性格や強みを取り入れて環境を整えましょう

今回は0次予防を個人で実践するための方法を解説してきました。健康を意識しなくても健康的な行動をとっていくためには、自然とそうなるような環境に身をおくことがポイントです。思い切って環境を変えるときに、周りからの強制力がない分、心理的に抵抗があるかと思います。

しかし、自分の行動パターンや性格を生かしたり、もともと持っていた趣味や特技などの自分の強みを生かしたりして環境を作っていくことで、習慣化・継続につながり、やがて意識せずとも行動できるようになります。

関連記事:一次予防医療の1つ「メディカルフィットネス」の概要と注目が集まる理由とは

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