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これから普及する? アメリカではAI医療に対して過半数が「違和感」も

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近年、あらゆる産業でAIの活用が活発になっています。AIを使用してより高精度かつ効率的で便利なサービスを創出する潮流は、医療・健康分野においても例外ではありません。そこで今回は、医療現場で活用されるAIの現状と健康診断における具体的な事例、さらにAI医療に対する患者のイメージについて、AI活用の先進国であるアメリカの調査を用いて紹介します。

AI医療・AI健康診断とは?

普段、私たちがよく目にする「AI」はArtificial Intelligence(アーティフィシャル・インテリジェンス)の略称です。AIの意味は実は明確に定まっていないのですが、基本的にプログラムによる情報処理の概念を指します。近年ではさらに「人工知能」、「機械学習」、「深層学習」の3つの階層に分けられることが多いです。また、厚生労働省の「保健医療分野におけるAI活用推進懇談会」では、AI技術が活用できる重点項目として以下の6つを提示しています。

・ゲノム医療
・画像診断支援
・診断、治療支援
・医薬品開発
・介護、認知症
・手術支援

このうち、特に活用事例が多い「画像診断支援」と「診断・治療支援」について紹介します。

AI医療の具体例1:画像診断支援

放射線科医の「読影業務」に画像診断AIを用いて支援することで疾患の「見落としの防止」および「読影精度の向上」が図れると期待されています。従来の画像診断では経験や直感が重要であるうえ、所見のレポート作成は放射線科医の専門的な知見が必要不可欠でした。日本ではX線やCT、MRIといった放射線画像診断装置の台数は先進国でもトップクラスであるため、大量の医用画像を用いた画像診断を行いやすい一方、放射線科医の総数は微増に留まっており、機械や情報の進歩に「人手」が足りないことが課題とされていました。

その課題に対して、AIが「①医師が診察する前にAIが判別する」、「②医師が診察した後にAIがダブルチェックする」、「③リアルタイムで医師とAIが診察する」といったように支援することで、診断の精度向上や効率化など、患者も医師にとっても良い効果があると期待されているのです。

実際にAIによる画像診断支援が実施されている分野としては、大腸内視鏡・胃カメラといった消化器内視鏡分野が代表的で、MRIやX線の機器に「補助診断装置」として搭載されている製品もあります。基本的に画像診断で用いられるAIは「深層学習」を基礎としているため、AIが学習するための情報(画像)を大量に取得できる分野と相性が良いのが理由と考えられます。

AI医療の具体例2:診断・治療支援

患者が病院やクリニックで目にする機会が増えるAIには「診断・治療支援」のAIも考えられます。例えば、医療従事者が監修したチャットボットによる相談窓口の対応、受付業務といった間接的な支援のほか、簡単な問診も医師に代わって行うケースも考えられるでしょう。医療従事者の業務削減はもちろん、患者にとっても待ち時間が短くなるといったメリットも期待できます。

医療のAI活用に過半数が違和感も

日本はもちろん、世界の医療現場でAI活用が試みられている一方、医療提供者がAIを活用することに違和感を感じている人が過半数以上いるというデータも示されています。米シンクタンクが調査し、日本貿易振興機構(ジェトロ)が翻訳・公表したビジネス短信によると、医療提供者が病気の診断・治療法の推奨などにAIを活用した場合の印象について、以下のような回答が得られているとされています。

 

■調査1:AIに頼った医療について
・不快に感じる:60%
・不快ではない:39%

 

■調査2:AIを使うことによる患者の健康状態について
・改善につながる:38%
・悪化する:33%
・あまり変わらない:27%

 

■調査3:メンタルヘルスをサポートするためのチャットボットAIについて
・希望しない:79%
・セラピストにもかかっている人だけが使うべき:46%
・全く利用できないようにすべき:28%

 

医療分野によって患者のイメージは若干異なるものの、いずれにしても違和感や抵抗感を感じている人はかなり多いといえるでしょう。AIの発展とともに医療提供者だけでなく、患者や医療サービスの受け手もその進化を受け入れられるのかが、AI医療の普及拡大にとって重要なポイントといえそうです。

 

※出典:日本貿易振興機構(ジェトロ)「医療へのAI活用に6割が違和感、米シンクタンク調査」

AIを活用した健康診断も増える可能性は大きい

AI医療の概要と患者のイメージについて解説しました。画像診断をはじめ、健康診断や人間ドックにも用いられる可能性は決して低くありません。私たちにとって身近な医療サービスでもAIが活用される際にどう受け止めるべきなのか、一度、しっかりと考えてみても良いのではないでしょうか。

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