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未病とは?未病対策で健康寿命が延びる

未病

少子高齢化が進み、医療費や介護費が増え続けています。さらには超高齢化社会に伴い医療費が増え、社会保障費が逼迫しています。このままでは近い将来に国民皆保険制度は破綻するのではないでしょうか。

このような状況を回避するために、病気を未然に防ごうと、自治体が主体となって未病対策に取り組んでいます。最近「未病」という言葉が良く聞かれるようになったのは、国家が重要政策のひとつとして、未病の改善に取り組んでいるからです。

今回のコラムでは、未病とはそもそも何かを解説し、その対策についてもご紹介します。

未病とは?

未病とは、「黄帝内経」という、約2千年前の中国の医学書に初めて見られた言葉です。この医学書の中では、未病とは病気が体内にあるのに、症状として現われない状態であり、そのために治療つまりは日々のケアをしておくことが必要な状態なんだよということが纏めてあります。

つまり、未病とは、読んで字の如く、「未だ病気ではない」けれど、病気になる危険性がある状態のことです。この未病に対する考え方は現代の医療に取り入れられ、予防医学の原点となっています。

未病の中には、自覚症状はないけれど検査で異常が見つかる場合と、自覚症状があるものの検査では異常が見られない場合に区分されます。

どちらにしても、発病には至っていないけれど、健康な状態から病気リスクの高い状態に徐々に移っているといえるでしょう。

とくに病気があるわけではないけれど、だるさ、疲れやすさ、頭痛や肩こりといった、だれにでも起こりやすい身体の不調も未病といえます。

一方、自覚症状があり、検査所見でもその症状をつかさどる部位に異常が認められる場合には、病気ということになります。

通常の治療と未病治療の違い

症状が現れ、罹患していることがわかると、病院で治療を受けるのが従来の治療方法です。一方、未病治療では、一見、健康に問題ないと思われる人を検査した結果、病態が見つかり、適切な治療を行います。自覚症状はないけれど、患者と医師とで健康を考えていく前向きな治療です。

例えば、定期的な健診を受けた結果、自覚症状がなくても、数値に異常が現れたので、改善するための治療を受けるのは未病治療になります。

健康を維持するには、未病をできるだけ早い時期に捉え、病気を発症する前に改善することが大切です。しかし、現代の医療では、病気か病気でないかは検査結果で判定するため、黒でもない白でもないグレーゾーンの未病には、目が向けにくいのが実情です。

そのため、自覚症状があって人間ドックを受けても、結果は「異常なし」と判定されることが少なくありません。また、検査結果が異常なしだったので安心していたら、数ヶ月後に重い病気が発症したというケースもあります。

未病という概念を積極的に取り入れ、身体の見えないところで進行している症状を防ぐための対策を早めに立てることで、病気は今より少なくなるはずです。

未病対策

病気に向かおうとしているベクトルを、反対の健康の方向に向け直すのが未病対策です。

未病の段階で対策を講じることで、病気を未然に防げる確率はぐっと高まってきます。では、具体的にどんな対策をたてたらよいでしょうか?

身体が発するサインを見逃さない

食欲がない、疲れがとれない、眠れない、めまいがする、頭痛がするなど、体調不良のとき、身体は何らかのサインを出しています。このようなサインは、身体のどこかに異常があることを教えてくれている場合が多いので、不規則な生活が続いていないか、食生活が乱れていないか、運動不足になっていないか・・・など、最近の日常生活を振り返ってみましょう。

生活習慣の見直し

不調な原因となるようなことが思い当たれば、改善に努めることを心がけましょう。運動不足や食べ過ぎなどの生活習慣を積み重ねている状態が、病に次第に近づいていく未病の大きな要因といえます。

未病の段階で食生活を見直したり、運動をプラスしたりするなど、生活習慣を改めることが大切です。病気になってから生活を見直すよりも、早く健康な状態へ戻ることが期待できます。

年に一度の健康診断

未病の段階では、体調が微妙に変化している状態のため、自分では身体のサインに気づきづらいものですが、健診を受けると検査数値でわかる場合が少なくありません。今はさまざまな検査方法を利用できるので、健診を受けることは自覚症状がない未病を発見するチャンスです。最低でも年に一度は必ず健康診断を受け、結果を確認するようにしましょう。

未病段階からリスク評価ができる遺伝子検査などのスクリーニング検査を受けることも選択肢の一つです。

未病対策で健康寿命を延ばしましょう

世界でも長寿を誇る日本ですが、日本人の平均寿命と、健康な状態で過ごせる健康寿命の間には、10年のギャップがあるとされています。未病の段階で、生活習慣を見直し、改善していくことで、病気の発症をできるだけ遅らせるようにしましょう。これからの超高齢社会において、未病対策は健康寿命を延ばすために必要な視点といえます。

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