VIP向け人間ドックとは?メリットや経営者におすすめの理由を徹底解説
多忙な毎日を極める経営者にとって、病気の早期発見につながる人間ドックの受診は重要な健康管理のひとつです。
人間ドックの必要性は理解しているものの、「貴重な時間を割いてまで、検査だけのために病院に行くのには抵抗がある」「病院は慌ただしく落ち着かない」といったネガティブなイメージがあり、自ら赴くことに足が遠のいているという方もいるのではないでしょうか。
最近では、このようなストレスを感じることなく健康管理ができる経営者向けの人間ドック施設が増えています。
この記事では、VIP向け人間ドックとはどんな施設なのか、受けられるサービスや通常の健診施設との違いについてご紹介します。
人間ドックの受診を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
VIP向け人間ドックとは
VIP向け人間ドックとは、通常の医療機関では受けることができない最新の医療機器による検査や、医師による継続したトータル健康サポート、ホスピタリティの高いサービスを提供している会員制の医療サービスです。
VIP向け人間ドックが提供するサービスは各施設によって対応が異なり、それぞれの特色があります。
また、人間ドックは保険適用外の検査であるため全額自己負担となりますが、会員制人間ドックの場合はさらに会員費用が必要となります。
費用負担は大きいですが、一般的な施設と比べて高いレベルの医療機器や付随する高品質なサービスがあることから、近年VIP向けの人間ドック施設に関心を持つ方が増えています。
VIP向け人間ドックのメリットについて
会費が必要となるVIP向け人間ドックは、入会することでどのようなメリットがあるのでしょうか。
この項目では、VIP向け人間ドックの5つのメリットについてご紹介します。
未病レベルの疾患を早期発見できる
VIP向け人間ドックの最も大きなメリットは、最新検査機器の充実性です。
人間ドックの目的は全身をくまなく精査し、病気の早期発見や予防に努めることにあります。そのなかでも特に人間ドックによって発覚しやすい病気のひとつが「がん」です。
がん細胞が体内で発生していても、初期段階の場合は非常に小さいため、高精度の精密機器でない限り発見されにくいという特徴があります。
もちろん、通常の人間ドックで発見できる場合もありますが、最新の高精度機器での検査と比べるとその差は大きいものです。
常設している医療機器は施設によっても異なりますが、当院の場合は以下のような機器を取り揃えております。
・デジタルPET-CT
極小サイズのがん細胞の発見に有効な画像診断機器
・乳がん検査の場合
3Dマンモグラフィや乳房用超音波画像診断装置といった乳房専用の画像診断検査装置
このように、いかに病気を早期発見予防に努めることができるかという点において、VIP向けの人間ドックは大きな役割を果たすことができるといえるでしょう。
医師による充実したサポート体制
通常の人間ドックの場合、検査結果の説明は基本的には郵送で通達されます。
そのため、他に身体で気になる場所や相談したいことがあっても、医師からのサポートを得ることが難しいというデメリットがあります。
一方で、VIP向け人間ドックの場合は医師によるサポート体制が充実しています。
人間ドック受検による一時的な状況評価だけではなく、その後も継続して健康状態を把握していくため、気になる症状があった際の対応もスムーズにおこなうことができます。
また、予防医療にも力を入れており、会員様が知りたい健康に関するお悩みやアドバイスにも対応しています。
各専門医療機関と連携している
3つ目のメリットは、大学病院など高度医療を提供している医療機関との連携が充実していることです。
通常の人間ドックの場合、異常があった場合には再検査を勧められ、本当に異常所見であるかどうかを最終確認します。
その後、異常所見であると確定された場合、状況に適した医療機関の紹介状をもらい、紹介先で外来通院や入院での加療へと移行するケースが多くあります。
この一連の流れでは、医療機関へ複数回足を運ぶ必要があり、次のステップへ進むための時間を要します。
再検査や他の医療機関への紹介が必要となった場合、多忙な経営者にとって何度も医療機関へ足を運ぶことは大きな負担となることもあるでしょう。
VIP向け人間ドックの場合は、このような負担を減らすために、高度医療を提供できる多くの医療機関と連携しています。
例えば、がんが見つかった場合は腫瘍に特化した治療実績の高い医師を紹介、最新の治療を実施している医療機関を紹介といったように、症状に応じて速やかに次の段階へと進むことができます。
高品質のサービス体制
VIP向け人間ドックは医療施設ですが、高いホスピタリティ精神のもと高品質なサービス体制にも力を入れているところが多いです。
サービス内容は施設によってさまざまですが、当施設の場合は以下のようなサービスを提供しています。
・コンシェルジュサービス
全ての検査にコンシェルジュが同行し、滞りなく検査が進むよう医療従事者と連携して検査スケジュールを調整します。検査終了後も結果によって再検査が必要となった場合、コンシェルジュが検査の予約を手配します。
・検査後は施設内の会員様専用ラウンジや提携先の高級レストランなどでの食事の提供
・医療機関の雰囲気を感じさせないラグジュアリーな空間で、ストレスなく穏やかな時間を過ごせるような環境配慮
効率的な検査体制
人間ドックでは全身状態を把握するために、さまざまな検査をおこないます。
一般的な人間ドック施設の場合、次の検査に進むまでに待ち時間が所々で発生し、予定よりも遅いペースで検査が進んでしまうということも少なくありません。
VIP向けドックでは、このようなタイムロスは起こりません。
医療従事者間の密な連携や計画的な検査スケジュールによって、貴重な時間を効率的かつ有意義な検査となるように工夫されています。
人間ドック自体は受けたいが、検査毎の待ち時間によって起こるタイムロスに対してストレスを感じるという方にとって、VIP向け人間ドックは充実した1日を送る手段として活用できるでしょう。
VIP向け人間ドックと一般的な人間ドックの違いについて
VIP向け人間ドックのメリットは理解できたけれど、一般的な人間ドックと何がどのように違うのか比較したいという方に向けて、この項目では5つの項目ごとに分類し双方の違いについてご紹介します。
検査内容
検査内容自体に大きな違いはありませんが、使用する検査機器などにより、未病レベルでの発見が可能か否かが大きな違いであるといえます。
具体的には以下になります。
<一般的な人間ドック>
会社で実施されている健康診断とは異なり、より全身状態を詳しく評価して病気の発症のリスク評価、早期発見ができます。
主に生活習慣病やがん疾患などの早期発見を目的とします。
<VIP向けドック>
高精度かつ最新の医療機器で画像診断をおこなうことができます。
ごく小さながんの発見も可能で、未病レベルのリスク評価が可能です。
所要時間
<一般的な人間ドック>
宿泊して2日に分けて実施する場合があり、検査内容によっては1日で完結しないこともあります。
<VIP向け人間ドック>
待ち時間がなく効率的な検査スケジュールでスムーズに検査を受けることができます。1日で全ての検査を完結することができます。
医師のサポート体制
<一般的な人間ドック>
検査結果は自宅に郵送され、医師による直接的な結果説明はありません。異常所見があった場合も同様で、再検査を勧める記載がされた通知が届きます。
<VIP向け人間ドック>
一人一人に顧問医がつきます。一次的ではなく継続的にトータルサポートし、健康づくりの支援をおこないます。日常の気になる症状などの医療相談サポートも受けることができ、検査結果も異常の有無に関わらず、直接医師から説明を受けることができます。
付属サービス内容
<一般的な人間ドック>
付属サービスの提供は、ほとんどの施設でおこなわれていません。
<VIP向け人間ドック>
疲労回復点滴やアンチエイジング治療などを同時に受けることが可能です。また、検査後は施設内の会員様専用ラウンジや提携先の高級レストランでゆったりと食事ができます。
また、施設によっては管理栄養士の栄養指導も実施しており、日々の食生活に関する相談やアドバイスを受けられる場合もあります。
料金
<一般的な人間ドック>
1日で完結する場合:約3〜6万円
宿泊コースの場合:約10万円
<VIP向け人間ドック>
入会費:約150〜300万円
年会費:約50〜60万円
このように各項目で比較をすると、費用面では大きな負担がありますが、その後に得られるサービスや健康に対する安心感は、会員制ならではの特色といえるでしょう。
VIP向け人間ドックだからこそできる特別な医療環境について
VIP向け人間ドックの魅力は検査精度やサービス内容の充実性だけではありません。会員制だからこそ提供できる医療環境がさまざまな形で整えられています。
この項目では、VIP向け人間ドックだからこそできる特別な医療環境についてご紹介します。
病院」を感じさせない特別な施設空間
「病院に行くと緊張する」「病院の環境が苦手でストレスを感じる」といった医療機関に対するネガティブなイメージを抱いている方も多いのではないでしょうか。
「今は健康で何も症状がないのに、わざわざ病院に行って人間ドックを受けるのは気が引ける」といった思いを感じている方も少なくありません。
VIP向け人間ドックではこのようなネガティブイメージを払拭するために、まるで高級ホテルにいるかのような空間作りが施されています。
また来たいと思っていただけるような居心地のよさを追求し、作り上げた空間は、VIP向け人間ドックの会員様の特権といえるでしょう。
完全なプライベート空間の徹底
VIP向け人間ドックでは会員様が安心感を持って自分だけの空間で検査が進められるように、プライベート空間の徹底にも配慮しています。
例えば、当施設の場合は、他の方と接触することがないように造られた特別な出入口になっています。顔認証システムを導入しており、セキュリティも厳重です。
待機場所の部屋も全て完全個室となっており、誰にも会うことなくお寛ぎいただけるよう、プライバシー配慮された空間になっております。
アクセスの良い立地
多忙な毎日を極める経営者にとって、通いやすい環境であることも医療機関を選ぶうえで重要なポイントではないでしょうか。
VIP向け人間ドックは駅から数分の場所や、お車でお越しの場合でもインターチェンジを降りてすぐの場所など、会員様にとって好都合な立地にあることが多いです。
当施設の場合は東急大井町線「上野毛駅」徒歩約5分、「東京I.C」、「玉川I.C」から車で約5分と、お車でも公共交通機関でもアクセスしやすい場所にあります。
経営者の健康管理の実態と会員制人間ドックの必要性とは
従業員の健康は、法律によって健康診断を義務付ける形で守られていますが、経営者の健康は自らが行動し、守らなければいけません。そのためには予防的行動や健康管理が重要となります。
この項目では経営者の健康管理に関する実態から、なぜ人間ドックが重要であるのか、その必要性について解説します。
経営者の多くが年に一度の通常の人間ドックだけでは不安を感じている
年に一度人間ドックを受けている経営者100名を対象に、経営者の健康管理に関する意識調査をおこないました。その結果、年に1度の人間ドックだけでは不安だと思ったことがあるかという問いに対し、約半数の人が不安を感じていることが明らかになりました。
その理由のなかで「健康状態は変わると思うから」という返答が半数を占めており、人間ドックに対する不安だけでなく、日々の健康状態の変化にも不安を感じている人が多くいました。
また、そのうちの4割の方が「健康に関する取り組みをしたいが、やり方がわからない」と回答しています。
VIP向け人間ドックでは医師の手厚いサポート体制により、このような不安を解消できます。一時的な検査評価ではなく、長期的に全身状態や個々の特徴を把握するので、健康に関する適切なサポートや提案を受けることができます。
健康長寿で事業の継続を目指すことができる
高齢化社会における現代では、経営陣の高齢化も問題視されています。経済産業省の調査によると、日本の経営者の平均年齢は年々上昇傾向であり、現在は60代後半から70代に及ぶケースが増えているということが明らかになっています。
経営者として事業を継続するためには、何よりも身体が資本です。多忙で不規則な生活になりやすい経営者だからこそ、病気の発症リスクは高いといえます。いかに病気やそのリスクを早期発見し、予防に取り組めるかが大切です。
そのためにも積極的に人間ドックの検査を受けて健康長寿を目指しましょう。
まとめ
VIP向け人間ドックの検査内容は、通常の人間ドックと大きな違いはありません。しかし、最新の医療機器による診断が可能であるため、検査の精度はより良いものといえるでしょう。
また、プライベートの確保や検査施設内の居心地の良さ、検査にかかる時間の短縮、コンシェルジュなどの付加サービスを受けられるメリットはVIP向け人間ドックならではです。
人間ドックを受検するときだけではなく、会員になることで長期的に健康の相談が可能です。多忙な経営者にとって顧問医がいることは、事業を継続していくうえで心強い存在となることでしょう。