会員制病院(医療機関)の存在意義と、それが世田谷にあるメリットを考える
人間ドック 検査CMC(セントラルメディカルクラブ)が新たな会員制医療機関「セントラルメディカルクラブ」を東京都世田谷区に開くのは、世田谷という土地にこの医療サービスを必要とする方が多くいらっしゃるということが理由の1つです。
会員制の医療機関は日本にそれほどたくさんあるわけではありません。それは会員制医療機関を必要とする人がそれほどたくさんいるわけではないからです。ご存知のように日本の医療は世界的に見ても充実しており、国民皆保険等、医療にかかりやすくする手厚い制度もあります。
それでも会員制医療機関を必要とする方は一定数存在し、そのような方々は会員制医療機関が提供する医療サービスを強く求めていらっしゃいます。
この記事では、会員制医療機関のわかりやすい特徴と、そこでしか得られないメリットを紹介したうえで、それが世田谷区にある意味を考えます。
患者数、受診者数が少ないことが最大のメリット
これは医療機関に限ったことではないのですが、事業者がサービスを会員制にするのは、顧客を少なくしたいからです。会員制にして会員にしかサービスを提供しないようにすると、当然ですが顧客数は減少します。
事業者は、顧客が減る分だけ売上高が減るわけですが、その代わり得られるものがあります。
それは充実したサービスを提供できることです。
会員にスペシャルな医療を提供できる
会員制医療機関は会員のみに医療サービスを提供することで、その内容を充実させることができます。少数の方にスペシャルな対応を提供するのです。
最高、最新のものを投入できる
どの医療機関であっても最高・最新の医療を提供したいと考えている点は同じです。ただしコストの面でそれができないことがほとんどです。
その点、会員制医療機関は入会金や年会費をいただくことでコストの課題をクリアし、最高・最新の医療機器を導入することができます。入会金や年会費に見合うサービスを提供できるようになるのです。
混雑しない理想的な環境を実現できる
医療機関は本来であれば混雑していないことが理想です。受診者が少なければ医師や看護師は一人一人の患者さんに時間をかけて診る(看る)ことができますし、インフルエンザの季節やコロナ禍では感染リスクを減らすこともできます。
オーダーメイドの医療を提供できる
健康の在り方は人それぞれなのに、医療では標準的治療やサービスの均一化が求められます。それは医療を標準化、均一化することで効率よく多くの人に診療を提供できるからです。
したがって医療の標準化と均一化は良いことといえるのですが、一方で、オーダーメイド医療へのニーズも高まっています。つまり、個々の事情にマッチした自分だけの医療を受けたいという要望です。
会員制医療機関ならこの要望に応えることができます。
ずっと患者さんを診ることができる
なぜ会員制医療機関はオーダーメイド医療を提供できるのでしょうか。
それは会員制医療機関の会員が、長期にわたってその医療機関に通院されることが多いからです。
医療機関は受診者の検査結果や既往歴、使用した薬剤といった医療情報だけでなく、家族や仕事の情報なども預かっています。患者さんが1つの医療機関に長く通うほど、それらの情報は蓄積されていきます。
会員制医療機関は会員様に関わる様々な情報を一括管理することで健康状態を把握しやすくなり、ささいな体調変化や数値の異常にも気づきやすくなります。CMCがめざすステージ・ゼロで病気が早期発見できる環境が整うのです。
会員制医療を求める人が多い世田谷
世田谷区は会員制医療機関に適した地域です。
なぜなら、会員の多くはセレブやエグゼクティブと呼ばれる方々で、世田谷区にはそのような方が多く住んでいらっしゃるからです(*1)。
医療機関が居住地の近くにあれば通院しやすくなります。「病院に行くこと」は本来楽しいことではないかもしれませんが、その苦痛や不安を少しでも軽減するために、通いやすさというのは大きな要素となるでしょう。
まとめ~高品質の医療を提供する使命
この記事の内容を箇条書きでまとめてみます。
・会員制医療機関は受診者を減らすことができ、これは双方にメリットがある
・会員制ならスペシャルでオーダーメイドな医療を提供できる
・世田谷区はセレブやエグゼクティブが多く住んでいるので、会員制医療機関に適した地域といえる
高品質の医療を求める人に、高品質の医療を提供することが、セントラルメディカルクラブ世田谷の使命です。