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人間ドックで「要再検査・要精密検査」とされたときに行うべきこととは

人間ドックの検査結果は、検査から1~2週間後に郵送もしくは来院して通知を受けることが一般的です。検査項目によっては、当日に検査結果の説明を受けられる医療機関もありますが、いずれにしても受診した人にとって目にしたくないのは「要再検査」や「要精密検査」ではないでしょうか。

今回は、要再検査・要精密検査の意味とすぐに取るべき行動について解説します。いざというときに適切に対処できるように、健康なうちから人間ドックの「要再検査・要精密検査」について理解を深めておきましょう。

人間ドックの検査結果

人間ドックの検査結果には、検査項目の測定数値が正常の範囲内である「異常なし」のほか、正常の範囲を超えている状態の「要経過観察・再検査」、異常値の検出とともに人間ドックよりもさらに詳しい検査が必要な「要精密検査」、すぐに治療しなければならない「要治療」に大別できます。

まずは一般社団法人日本予防医学協会が示している健康診断の「判定予防」を確認してみましょう。

■日本予防医学協会「判定区分」

判定区分
A1 異常なし 特に問題なし。
A2 有所見健康 僅かに所見が見られるが特に問題はない。
A3 要生活注意 生活習慣が主な原因と予測される軽微な所見がある。早めの改善で将来の疾病予防につながる。
B1 要経過観察 経過を観察し体調に変化を感じたら、次の健診を待たずに医師や保健師に相談すること。
B2 経過観察中 既に経過観察中なので、結果を担当医に共有すること。
G1 要再検査 一時的な疑いもあるが所見があるので再検査を受ける必要がある。
G2 要精密検査 詳しい検査による診断が必要な所見があるので精密検査を受ける必要がある。
C1 要医療 医療機関を受診すること。
C2 加療中 既に加療中なので主治医に健康診断の結果を共有すること。
R1 判定不能 検体の状態が検査に適さず、判定ができなかった。

 

「異常なし」と「要治療」の意味は分かりやすいですが、「要経過観察・再検査」や「要精密検査」の受け取り方は人によってバラバラになりがちなうえ、医療機関によっては区分がより細かくなるケースもあります。そのため要再検査と要精密検査が混同されていることもしばしばあります。まずはそれぞれの意味の違いを明確にしましょう。

※出典:一般社団法人「検査結果の見方『判定区分』」
https://www.jpm1960.org/toe/mikata.html

要再検査とは

再検査とは人間ドックの検査項目で「異常な数値」が検出されたので、もう一度、医療機関で確認しなければならないという意味です。

一般的に再検査では、人間ドックの際と同じ検査が行われて再度その結果をチェックします。その際に検査結果が正常値に近かった場合は、異常値は誤差や一時的なものだったとして判断されます。

一方、再検査でも異常値が検出されてしまうと、さらに詳細な原因を追求するために「精密検査」を行う必要があるのです。

再検査は「半年後」や「3カ月後」などの時期を指定されることもあり、基本的にはすぐに治療しなければならない状態ではありません。ただ、生活習慣などの改善が見られなければ再検査したときに数値が悪化してしまう可能性もあるので、病気の予防や健康改善を心がける必要があります。

■再検査の項目(例)

判定区分
C 医師の診察もしくは保健指導を必要とする所見がある。
C1 特に症状がない場合でも次年度の健康診断を受けた経過観察が必要。
C2 保健指導を受けて、6カ月後の生活習慣の効果の検査のために医療機関を受診すること。
C3 保健指導を受けて、3カ月後の生活習慣の効果の検査のために医療機関を受診すること。
C4 異常所見あり。経過観察のために6カ月後に再検査を受けること。
C5 異常所見あり。経過観察のために3カ月後に再検査を受けること。
C6 異常所見あり。医師の診察後、方針を決定すること。再検査や専門医による診察が必要になる可能性がある。
C7 異常所見あり。医師の監視のもとで経過観察を行うこと。

要精密検査とは

精密検査は人間ドックで検出された異常値の原因がどのような疾患なのか明らかにして、治療が必要か確認します。検査内容は異常が見つかった項目によって異なります。

精密検査はなるべく早く行わなければなりませんが、検査の結果、異常が見つからないケースもあるので深刻に受け止めすぎる必要はありません。

再検査・精密検査を受ける医療機関と保険の適用

基本的に人間ドックや健康診断は保険適用外ですが、再検査や精密検査は一般的に保険が適用されます。再検査や精密検査は、人間ドックと同じ医療機関もしくは別の病院でも受けることができます。同じ場所で検査を受ける場合は、情報が共有されているためスムーズに検査できるのがメリットです。他の病院で検査を受けるには「紹介状」が必要で、ひと手間かかりますが、セカンドオピニオン目的で受診する人もいます。

要再検査・要精密検査に適切に対応しましょう

要再検査と要精密検査について解説しました。いずれも深刻に受け止めすぎる必要はありませんが、ケースバイケースで対応が異なるためその都度、通知や医療機関の指示に従って適切に対応することが必要です。普段から健康管理に気を付けることで、要再検査・要精密検査の判定が出てしまうリスクを低減できるので、人間ドックや健康診断の予定がなくても毎日の生活習慣には注意しましょう。

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