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経営者・管理職に必要な組織マネジメントとは? フレームワーク「企業の7S」をご紹介

その他

経済活動を行なう際には、2人以上から成る組織という枠組みは必須です。しかし、複数の人が集まった集団ではさまざまな問題が生じるものです。「チームワークがうまくいかず、仕事の成果がなかなか上がらない」「部下の個人プレーが多く全体としてまとまっていない」「チームワークは良いのだけれど、なぜか成果につながらない」などの悩みを抱える方も、経営者・管理職の方には多いのではないでしょうか。

今回のコラムでは、管理職以上の方に求められるマネジメントについて解説するとともに、組織マネジメントに役立つフレームワーク「マッキンゼーの7S」もご紹介いたします。

組織マネジメントとは

組織マネジメントという言葉は耳慣れないかもしれませんが、経営者または組織の管理者が組織運営を円滑に行うために、会社の資源や資産、リスクなどのあらゆるリソースを管理する手法です。

この役割を担うために必要な能力がマネジメント力です。経営者やリーダーには社員の能力や行動を把握し、それぞれがパフォーマンスを発揮できるように管理し、組織力を向上させることが求められます。

組織マネジメントが注目されている背景

スムーズな組織運営のための方策は従来からさまざまあり、今回の手法はそれほど画期的なものではないかもしれません。しかし、近年の急速なグローバル化やテクノロジーの進歩に伴って、企業間での競争がより激しくなり、これまでよりも更に効率的な組織運営の方法が必要とされています。

また、現代は雇用のグローバル化も進み、さらに正社員のほかにも、派遣社員、業務委託など、多様な働き方の選択肢があります。そのため、組織の中には、キャリアという枠組みだけでなく、生活環境や文化なども異なるスタッフが増えていくことが予想されます。

このようなビジネス環境の変化に対応するためには、組織に生きる一人ひとりが組織の課題を自分の課題として真剣に捉えることが必要です。そのために経営層や管理者には、社員が「会社に貢献したい」と思えるように、その環境を後押しするといったサポートが求められます。

また、マネジメントのない組織でそれぞれのスタッフがバラバラに進んで好き勝手に仕事をしてしまうと、プロジェクトなどが計画どおりに実行できなくなります。そのような事態を避けるためにも、課題を全体で共有し、組織として目標を達成するために、組織管理の必要性が年を追うごとに高まっています。

組織マネジメントで得られるメリット

個々のメンバーの適性や価値観などの持ち味が理解できるようになるため、スムーズに組織運営ができることはメリットです。また、組織の適正化を図ることは、導入当初は大変かもしれませんが、ゆくゆくは管理職の負担軽減にもつながります。さらに、チーム内のメンバーの能力を活かすことで組織の活性化が期待できることもメリットです。組織がひとつにまとまっていると、近年の多様な働き方を選ぶ人材も取り込めるようになるでしょう。このように、個々のメンバーのスキルを生かすことで組織としての力がみなぎってくるのが、組織マネジメントのメリットです。

基本は「組織の7S」

では実際にどのように組織マネジメントを実施したらよいのでしょうか? ここでは、実施に際し、押さえておきたい「組織の7S」の概念について解説します。

「組織の7S」とはコンサルティング業界で世界的に有名なマッキンゼーが提唱したもので、組織を7つの経営要素に分類し、各要素の関係性を明らかにしたフレームワークです。それぞれの要素は、英語でstrategy、structureなど“S”で始まる言葉のため、“7S”と呼んでいます。企業が抱える課題を洗い出す際に非常に役立ちます。ではどんな要素で構成されているかひとつずつ見ていきましょう。

共有価値

共通の価値観や理念、いわゆる会社のビジョンのことです。企業を立ちあげた経営者は、ホームページにも載せているように、事業を展開する際に明確なビジョンを示しています。そして、そのビジョンを会社全体で共有することが不可欠であり、企業のビジョンが現場のスタッフにまで浸透しているか、また理解に食い違いがないかを分析します。

戦略

企業が目指す目標達成のために何をするべきかという道筋を示すものです。企業のビジョンを決める「企業戦略」、サービスの方向性を決める「事業戦略」、研究、開発など事業を展開するための機能を決める「機能戦略」といった順で策定するのが一般的な流れになります。

組織

組織の中で働く上で一番基本的な部分です。組織構造には、上下関係のあり方等も含まれます。

システム

管理システムや情報システム、人事評価システムなどの制度を指します。人材を最大限に生かすための制度づくりといえる部分です。

スキル

企業の持つスキルや能力、技術力を指しています。他社と比べてどのような強みをどのくらい持っているかにより、スキルの強さは変わります。

人材

「どんな人材がいるか」ということに加えて、人材の採用や評価、さらにリーダーシップのあり方なども分析する要素です。

スタイル

いわゆる企業カラーや職場の雰囲気などの社風を指しています。

共通の価値観が最も重要

上記で挙げた要素について御社の場合はどういう状況であるか分析してみてください。

「組織の7S」は1つでも欠けてはいけませんが、7つの中で最も重要な要素は共有価値です。それぞれの要素の相関関係を図で表すときには、この価値が中央部分に位置し、その周りをその他の6つの要素が囲むように描かれています。中心にある共通の価値が他の要素に大きく影響すると言えるでしょう。企業の基本理念は、社外の人にとっては抽象的であまり意味がないように聞こえるかもしれませんが、会社という組織をまとめるための重要な土台となります。管理者が「組織の7S」を把握してうまく運用することで、現在抱えている問題点や、近い将来起きるかもしれない問題点を発見でき、早めに解決できるかもしれません。

組織マネジメントについて深く掘り下げて学びたいという方は書籍も多数出版されていますので、一度手に取って読まれてみてはいかがでしょうか。

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