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発見できる病気が違う?意外と知らない人間ドックとがん検診の違いについて

近年、予防医療への関心が高まっており、病気の早期発見・早期治療が重要視されるようになりました。人間ドックやがん検診の受診を考えている方も多いと思われますが、検討段階では両者の違いは理解しづらいかもしれません。

そこで本記事では、人間ドックとがん検診の違いについて、発見できる病気の違いなどに注目して解説します。ご自身の目的に応じた検査を受けられるよう、ぜひご確認ください。

人間ドックとがん検診の意味

まず人間ドックとは、病気の早期発見・早期治療を目的とした総合的な精密検査です。会社などで受ける一般的な健康診断よりも検査項目が多く、疾患や臓器の異常などをいち早く見つけることができます。

■例:人間ドックの検査項目(50〜100項目)
・呼吸機能検査
・胸部・上部消化管X線検査
・腹部超音波検査
・内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)
・血液検査
・心臓
・脳
・PET検査
・マンモグラフィ検査 ほか

がん検診とは、がんの有無を調べるための検査で、基本的に市町村などが実施しています。市町村のがん検診(対策型がん検診)で受けられるのは、国が受診を推奨する、胃がん検診・肺がん検診・大腸がん検診・乳がん検診・子宮頸がん検診の5つです。これらのがん検診を受けることで、科学的に死亡率が減少することが示されています。

出典:公益社団法人日本人間ドック学会「2022年度 一日ドック基本検査項目表(健保連人間ドック健診項目表)」

出典:厚生労働省「がん検診」

人間ドックの中にがん検診が含まれる?

がん検診は「対策型検診」と「任意型検診」の2種類に分かれるのをご存知でしょうか。

対策型検診とは、上で説明した市町村が主体となって実施される検診(住民検診)のことです。調べるがんの種類や検査方法は限定的ですが、検診費用の多くは公費で賄われます。

一方で任意型検診とは、医療機関などが提供する医療サービスで、個人が任意で受診します。こちらは全額自己負担ですが、検査項目を自分で選べるため、対策型検診で見逃される病気が見つかることがあります。

そして任意型検診の代表例は人間ドックであり、がん検診は人間ドックにも含まれるといえるでしょう。以下では人間ドックとがん検診の違いを解説しますが、両者は相反するものではないのでご注意ください。

人間ドックとがん検診の主な違い1:検査の目的

人間ドックとがん検診の大きな違いの1つが検査の目的です。

人間ドックの目的は、病気の早期発見・早期治療および健康の増進です。全身を幅広く検査して、自覚症状のない病気を調べたり、病気につながる危険因子を発見したりします。また、再検査や生活習慣指導などのアフターケアで受診者をサポートします。

一方でがん検診は、がんを早期発見し、がんによる死亡を減らすために実施されます。対策型検診ならば対象となる集団全体の死亡率を下げることが目的で、任意型検診ならば個人の死亡リスクを下げることが目的です。

出典:国立研究開発法人国立がん研究センター「がん検診について もっと詳しく」

人間ドックとがん検診の主な違い2:発見できる病気

がん検診はがんとその前段階の病変であるポリープ、腫瘍、異型上皮などを発見します。対象となるがんは、対策型検診なら胃がん・肺がん・大腸がん・乳がん・子宮頸がんの5つで、任意型検診なら受診者の希望次第で全身のがんを調べることも可能です。

人間ドックの場合は、上記のがんと前がん病変の他に次のような病気を見つけることができます。

・脳梗塞・心筋梗塞
MRI検査で無症状の両疾患を見つけることが可能です。

・動脈瘤
動脈瘤とは、血栓や動脈硬化が原因で血管の一部がコブ状に膨らんでしまう病気で、超音波検査や脳ドックで見つけられる

・不整脈
心電図検査によって心臓の活動の様子をグラフ化することで、狭心症や心筋梗塞などのリスクがわかる

・肝炎、痛風・生活習慣病
血液検査で血中の抗体や尿酸値、脂質・血糖値などを調べることで、肝炎や痛風、生活習慣病のリスクを調べる

出典:公益財団法人 日本対がん協会「がん検診のメリット・デメリット」

人間ドックとがん検診の違い一覧

前述の通り、任意型検診で受けられるがん検診は「人間ドックの一部」という意味です。そのため、人間ドックとがん検診そのものの大きな違いはないといえるでしょう。以下ではがん検診のうち、対策型検診(市町村のがん検診)と人間ドックの違いを一覧にしています。

■人間ドックと市町村のがん検診の違い

人間ドック 市町村のがん検診
目的 生活習慣病を含む、さまざまな病気の早期発見・早期治療と健康の増進 がんの早期発見と、がんによる死亡率・死亡リスクを下げること
発見できる病気 動脈瘤、不整脈、肝炎、痛風、がんなどの全身の病気 胃がん・肺がん・乳がん・子宮頸がん・大腸がん
費用の目安 数万〜10万以上 0〜2,500円程度
注意点 自由診療のため高額である。

自身で気になる部位などの検査を追加できる

検査項目や対象者は予め市町村で定められており、受診者が決めることはできない

※出典:厚生労働省「がん検診」

※出典:厚生労働省「令和元年度 市区町村におけるがん検診の実施状況調査 集計結果」

自分に必要な検査項目を理解することが大切

人間ドックとがん検診の違いについて解説しました。厚生労働省が受診を勧める5種類のがん(胃がん・肺がん・乳がん・子宮頸がん・大腸がん)の有無を調べるだけなら、市町村のがん検診は安価で有用ですが、検査項目は必要最低限です。そのため、がんの超早期発見や生活習慣病などを調べるには人間ドックを受診すると良いでしょう。

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