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人間ドックにかかる時間とプライバシーについて~エグゼクティブにおすすめしたいコースを考える

人間ドック 検査

経営者や会社役員・幹部などのエグゼクティブの方々は、常に大きな責任を負い、日々強いプレッシャーにさらされていることでしょう。そのため健康管理には特に気を使われたいはずが、「時間がない」「プライバシーが心配」といった理由から、人間ドックから遠ざかってしまうということが多いのではないでしょうか。

この記事では、人間ドックにかかる時間と受診におけるプライバシー保護について解説したうえで、エグゼクティブな方におすすめしたい人間ドックのコースについて考察します。

時間がない人ほど合理的に感じるはず

人間ドックは自覚症状に関係なく、詳しい検査を多項目にわたり行い、様々な病気の早期発見に努めるものです。

人間ドックの検査の項目は法定健診とは異なり、法律で決まっているわけではありません。最低限の検査で済ますのであれば、2時間くらいで終わるものもあります。前後の準備を入れても、受診にかかる時間はおおよそ3時間程度でしょう。

病院で行なわれる検査は、自覚症状があり、その上で疑われる病気の存在を確認するために医師が指示をした各種の検査を行います。つまり、その病気を特定するための検査しか行なわないということになります。したがって、自覚症状に乏しい、あるいは一般的とされている症状とは異なる症状を訴えた際には、病気が存在していたとしても発見されることがないことがあります。

一方で人間ドックは、病気が疑われなくても、症状が出ていなくても、全身の状態をチェックできます。さらには以前にかかった疾患に対しても今どのような状態になっているかの確認もできます。

人間ドックは、健康管理を行う上でとても合理的です。

そして、おおよそ決められた時間内で終わることができるので、一般的な病院の受診のように検査や診察の順番を待たなくてすみます。「時間がない」方々ほど、このような人間ドックの合理性は高い価値を持つことになるはずです。

検査内容によっては2時間で終わることもある

2時間で終わる人間ドックは、ベーシックな検査だけを行います。大体以下のとおりです。

<ベーシックな人間ドックの検査項目>

・問診

・計測:身長、体重、血圧、視力、体脂肪

・生理検査:聴力、眼底、心電図、腹部超音波、肺機能

・検体検査:採血、尿、大腸(便)

・画像検査:胸部X線、胃部X線

・医師による診察

女性の場合には乳房や婦人科の健診をオプションで付けることができますが、双方をつけてもプラス1時間程度ではないでしょうか。

おすすめは6時間のしっかりコース

早めに終わらせようと思えば2時間程度で終わるコースもありますですが、それは検査を最小限に抑えているからです。

しかし、それぞれの検査には得意、不得意の部位があります。CTやMRI検査を重ね合わせるコースが存在しているのはこうした点をカバーするためです。例えば、非常に増えている男性の前立腺がんには骨盤MRI検査が適しています。肺がんなど胸部を診るのにはCT検査が優れています。胃がんなどの胃部はやはり内視鏡検査であり、全身のがんの早期発見にはPETが最も早い段階で発見できる可能性があります。

例えばPET検査をしない健診を行った場合、腹部超音波検査にて異常な陰影が指摘されたとしましょう。結果説明の後にさらに精密検査が必要なため、紹介状をもらいます。そして受診先の病院を予約し、受診をします。検査の予約は大きな病院であればほぼ次回となります。検査のために再度受診をして、結果を聞くためにまた受診をします……。

皆様の貴重な時間を割くのであれば、健康管理をより厳格にするうえでも、もう少し時間を費やして検査項目を増やしたほうが圧倒的によいのではないでしょうか。

例えば、先ほど紹介したベーシックな検査項目に加えて、PET検査、CT、MRI検査を増やすと次のような病気の発見が可能となります。

<6時間コースで増やすことができる検査(ベーシック検査に加えて受けられる検査)>

  • PET-CT検査

全身のがん細胞の有無を調べることができます。PET検査の特性上、部位によってはCT、MRIよりも微細ながんを発見できることがあります。

さらに、一部医療機関では同時の脳のPET検査も受診できます。脳細胞レベルの活動状況もわかるので、アルツハイマー病の予兆を検知できる可能性があるとされています。

  • MRI検査

脳動脈、冠動脈、心臓、前立腺、子宮、卵巣などの異常を観察する検査です。神経や血管を撮影できます。

  • CT検査

腹部や胸部の腫瘍や異常陰影などを観察する検査です。心臓、大動脈や気管支の撮影に優れた検査です。

  • 内視鏡検査

いわゆる胃カメラ、大腸カメラのことです。内視鏡検査は、医師が胃と大腸を「ライブでダイレクトに」見るので、がんを発見しやすくなります。PET検査は胃部は苦手とされているため胃部内視鏡検査は必ず一緒に受けることをお勧めします。

  • マンモグラフィ

乳がんや乳腺腫を発見する検査です。マンモグラフィは2Dの検査ですが、最近では3Dのトモシンセシスという機器を備えた施設があります。

3Dであればインプラントやシリコンの入った方も受けられる施設がありますが、このような方々には乳房のMRI検査をお勧めします。詳しくは受診施設にご相談ください。

このように検査を重ね合わせることで、検査の正確性があがり、これに伴い時間も増えていきますが、早期に異常を指摘できる可能性が高まります。

2時間コースで見落としてしまうような病変でも、6時間コースなら見つけられるかもしれません。

プライバシーを確保するエグゼクティブ・コース

人間ドックにおけるプライバシー保護を懸念される方の一部には、かつて、男女混合の人間ドックを受けられたことがあるからではないでしょうか。

医療機関によっては、更衣室が男女にわかれているだけで、待合室も検査場所も男女混合になっています。人間ドックの検査着は薄手なので、男性も女性も気になります。

プライバシーを確保したい方は、エグゼクティブ専用のコースを用意している医療機関で、人間ドックを受けることをおすすめします。

男女別フロア、個室も

エグゼクティブ・コースを用意している人間ドック施設は、フロアを男女別にしています。これなら、異性の受診者に会わずに検査を終えることができます。

さらにプレミアムなエグゼクティブ・コースであれば、一般の受診者とは入り口も待合室も別となり、他人の目を気にせずゆったりと検査を受けることができるでしょう。

まとめ~しっかり自己投資を

人間ドックは自己投資と考えることができます。お金と手間をかけてより健康であり続けるという大きなメリットを得ようとするのは、まさに投資でとも言えます。大きな責任を負うエグゼクティブな方々であれば、その費用対効果、時間対効果絶大となるでしょう。

会員制の人間ドックであれば、時間のない中でも最短の日程で、かつプライバシーの確保された安心の環境で、最高度の検査を受けられます。家族や会社、組織のためにより確固たる健康管理をお考えであれば、ぜひ一度私たちCMCへご相談ください。

 

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