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人間ドックで補助金や保険は使えるのか?分かりやすく解説

人間ドックで補助金や保険は使えるのか?分かりやすく解説

健康であり続けるために健康診断を受ける必要性は分かっていても、おっくうでなかなか行けない、という方も多いのではないでしょうか。そのような方にとって自主的に受診する人間ドックとなるとますます縁遠いものに感じてしまうかもしれません。

しかしながら、健康でなければ働き続けることはできません。健康を守るために年に一度、きちんと健康診断を受けることが推奨されています。

この記事では、一般的な健康診断と人間ドックの違い、費用や補助金の助成制度について分かりやすく解説します。病気の早期発見に興味がある方はぜひ、最後までご覧ください。

人間ドックと健康診断の違い

人間ドックと健康診断の違い

人間ドックと一般的な健康診断にはどのような違いがあるのでしょうか。簡単に言うと人間ドックも健康診断の一種ですが、一般的な健康診断よりも精密な検査をおこなうものです。

女性特有の疾患を調べるレディースドックや、脳の疾患を調べる脳ドックもあります。そのため、費用も一般的な健康診断より高額になります。

  • ●検査項目
  • ●検査の費用
  • ●義務か任意か

健康診断とは

健康診断とは病気が発見される前に、体に異常が起きていないかどうかを調べるためのものです。会社は従業員に一年に一度、健康診断を受けさせることが国によって定められています。従業員も、一年に一度必ず健康診断を受けなければなりません。

健康診断はまだ病気になっていない状態で行おこなうものです。そのため、健康保険の対象外となり、全額自己負担が原則になります。自営業の方は支払いが発生しますが、会社勤めの方は会社が健診費用を負担するため無料で受けられます。

定期的におこなう健康診断の項目は以下の通りです。

  • ●既往歴、業務歴の調査
  • ●自覚症状、他覚症状の有無の検査
  • ●身長、体重、腹囲、視力、聴力の検査
  • ●胸部X線検査および※喀痰検査(※省略されることもある)
  • ●血圧測定
  • ●貧血検査
  • ●肝機能検査
  • ●血中脂質検査
  • ●血糖検査
  • ●尿検査
  • ●心電図検査

人間ドックとは

人間ドックも健康診断の一種ですが、一般的な健康診断よりも詳しい検査をおこないます。そのため、人間ドックの場合は基本的なコースでも検査項目が多数あります。

またオプションとしてさらに各種検査を追加することも可能です。がん検診や脳卒中などを早期に発見するための脳ドックも含まれます。

●身体計測
●血圧
●心電図
●視力、眼圧、眼底検査
●聴力
●呼吸機能検査
●胸部X線
●胸部CT
●腹部CT
●上部消化管X線
●上部消化管内視鏡
●大腸内視鏡検査
●腹部超音波
●血液検査
●尿検査
●便潜血検査
●内科検診
●脳MRI,MRA
●頸動脈超音波検査
●乳腺超音波検査
●マンモグラフィ
●子宮頸がん細胞診
●骨密度検査
●心臓超音波検査

人間ドックは義務ではなく任意で受ける検査のため、費用は健康診断よりも高額になるのが一般的です。しかしながら、一部補助金が支給される助成制度もあるため、利用してみるのもよいでしょう。

レディースドックとは

レディースドックは、女性特有の疾患を早期に発見するための人間ドックです。以下の検査項目がありますが、年齢によって受けるべき項目が異なる場合があり、それに応じて金額も変わります。補助金の制度なども利用しながら、ご自分にあった検査を選びましょう。

●マンモグラフィ
●乳腺エコー検査
●乳腺MRI検査
●子宮頸部細胞診
●子宮体部細胞診
●経膣エコー検査
●骨盤MRI検査

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

マンモグラフィ

マンモグラフィとは、乳房にできたがんを発見するためにおこなうX線検査です。乳房を特殊な機械で挟んで片方ずつX線で撮影します。がんの初期症状である小さな石灰化したしこりができていないかどうかを調べる検査です。

授乳中の方や40歳以下の方では乳腺が発達していて画像が白っぽく映ってしまい、正確な読影が難しいため、通常40歳以上の方に対する検査としておこなわれます。X線を使用するため妊娠中の方は 受けられません。また、乳房を圧縮する検査であるため、豊胸手術を受けている方もマンモグラフィができません。検査にかかる時間は約10分ほどです。

乳腺エコー検査

乳腺エコー検査は一般的に40歳以下の方に対しておこなわれます。マンモグラフィでは映らない小さなしこりを見つけることが可能です。

超音波を用いた検査のため、妊娠中の方に対しても安全に実施できます。特殊なゼリーを塗布して超音波発信機をあてる形で検査がおこなわれ、所要時間は5分ほどです。

乳腺MRI検査

電磁波を用いておこなう検査です。X線を使用しないため妊娠中の方も検査を受けられます。

精密検査として実施されることが多く、乳がんの家族歴がある方は毎年受けることが推奨されています。ペースメーカーや体内に金属を入れている方、金の糸リフトを入れている方は検査を受けられません。

検査には30分ほどかかります。検査機器の中は狭く大きな音がするため、狭いところが苦手な方や大きな音が苦手な方はご相談ください。また、うつ伏せでじっとしていなければならないため、腰痛などで同じ姿勢を保つのが難しい方も受けられないことがあります。

子宮頸部細胞診

子宮の入り口にあたる子宮頸部にがんになる前の細胞がないかどうかを調べる検査です。ブラシのような器具で子宮頸部の壁をぬぐい取り、顕微鏡検査をおこないます。

検体の採取は数十秒で終わるものですが、痛みや軽い出血が起こることがあります。数日で痛みや違和感は解消されるため心配は不要です。生理中は検査を受けられません。

子宮体部細胞診

一般的な検診では子宮の手前の子宮頸部までしか検査をおこないません。この検査では、さらに子宮体部にがんができていないかどうかを調べます。

子宮頸部細胞診と同じく、ブラシのような器具を使用して子宮内壁の細胞を採取し検査します。痛みや出血を伴うことがありますが、数日でおさまります。

過度の心配は必要ありませんが、医師の技量が必要とされる検査です。検査の時間は5分ほどです。生理中は検査を受けられません。

経膣エコー検査

膣の中にプローブと呼ばれる検査器具を挿入しておこないます。超音波を用いて子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫などがないかどうかを調べる検査です。

超音波エコーなど、お腹の外側から見るよりも近い場所で観察できるため、より正確な検査をおこなうことができます。検査時間は5分ほどです。生理中は検査を受けられません。

骨盤MRI検査

一般的なMRI検査と同様、電磁波を用いておこなう検査です。主に骨盤の中にある子宮や膀胱、卵巣、膣などを観察し、子宮がん、膀胱がん、卵巣がんなどがないかどうかを調べます。

ペースメーカーや人工関節などの金属を入れている方は受けられません。また閉所恐怖症の方や大きな音が苦手な方、腰痛などで同じ姿勢を保持することが難しい方は検査を受けられないことがあるため注意が必要です。

人間ドックの費用相場

人間ドックの費用相場

人間ドックは自由診療のため、費用は医療機関によって異なります。平均的には日帰りで3万~7万円、一泊二日ほどで4万~10万円というのが相場です。オプションとして追加する検査の項目によっても金額が異なるため、いくつかの医療機関に問い合わせてみると良いでしょう。

人間ドックで使える補助金制度

人間ドックで使える補助金制度

詳しい検査を受けられるのが魅力的な人間ドックですが、安くても数万円となるとちょっと躊躇してしまう、という方もおられるでしょう。人間ドックを安く受けられる方法はいくつかあります。それぞれ補助金の額や申請の仕方も異なるため、しっかり確認しておきましょう。

国民健康保険

自営業の方やフリーランスの方は国民健康保険に入っている方が多いでしょう。その場合、各自治体で人間ドックを受けるための補助金を支給しているため、お住まいの自治体に確認してみましょう。

助成の対象となる人

助成の対象となるためにはいくつかの条件があります。まず、人間ドックを受ける時点で国民健康保険に加入している必要があります。

また該当者は保険料を滞納していないこと、同一年に健康診断を受けていない方です。さらに、市町村によっては対象となる年齢に指定があるため注意が必要です。

自治体によって先にいったん全額支払い、後から補助金が振り込まれるところと、先に一定額が補助金として振り込まれて、あとから受診するところがあります。自分がどちらに該当するのかは申請の流れを自治体のホームページなどでよく確認してください。

いずれにしても、受診後に結果を提出することが求められます。結果通知書をなくしてしまわないように注意しましょう。

助成の対象となる人間ドック

自治体によって差があります。自治体によっては人間ドックとは言え、基本的な健康診断の範囲にとどまることもあるため注意が必要です。助成金が支給される人間ドックに、どんな項目があるのかについて、自治体のホームページなどをよく確認しましょう。

助成金の申請方法

補助金の申請方法は各自治体によってさまざまです。ある自治体の場合ですが、先に申請用紙を取り寄せ、それをもとに医療機関に予約を取り、受診予約日の数週間前までに申請書を自治体の窓口に返送しなければなりません。

自宅に「交付決定通知書」が届いたら、それを医療機関に提出します。あらかじめ振り込まれた金額の差額で人間ドックを受けられますが、実際に申請してから受診するまでに1か月ほどの時間がかかるため、前もって準備が必要です。

一方、受診した後に健康診断の結果表のコピーを提出することで補助金が受け取れる自治体もあるようです。受け取れる補助金の金額は、自治体によって異なりますのでお住いの自治体にご確認ください。

国民健康保険の加入者が補助金を受け取るためには証明書となるものが必要です。以下のもののいずれかを使用できますのでご準備ください。

  • ●免許証
  • ●パスポート
  • ●在留カード
  • ●マイナンバーカード

なお、各自治体とも窓口での交付、電子申請も可能としているところがあります。お住いの自治体がどのような申請方法を取っているかについてはホームページや役所にご確認ください。

社会保険

会社に勤めている方は社会保険に加入しているのが一般的でしょう。協会けんぽ、組合健保共に人間ドックにかかる費用の補助金助成制度があります。

企業は従業員に健康診断を受けさせることが義務付けられていますが、人間ドックは任意のため基本的には全額自己負担です。しかしながら、希望者には人間ドックを受けるための補助金が支給されることがあり、あらかじめ定められた金額で安く人間ドックを受けられる場合があります(差額人間ドック)。詳しくは会社の担当者にご相談ください。

また、被保険者本人だけでなく、扶養家族も適用とされている場合があります。扶養されている家族(配偶者・被扶養者)なら一部補助金が出ることもあるため、この機会にぜひ人間ドックを受けてみましょう。

一般的な流れとしては保険者に申請書を提出します。いったん全額を支払うことが必要ですが、領収書や明細書、結果のコピーを提出することで補助金を受け取れます。

ただし、請求する期限が決められていたり、オプションは自己負担となっていたりすることがほとんどです。請求のタイミングによっては補助金を受け取るのがかなり後になることもあるため注意しましょう。

民間の医療保険

民間の保険会社で生命保険などに加入している場合、補助金のサービスが用意されていることがあります。自分の加入している保険会社で補助金の制度がないかどうかを調べてください。

人間ドックを受けられる年齢は?

人間ドックを受けられる年齢は?

20歳以上の方なら誰でも人間ドックを受けられます。ただし、補助金の対象となるのはおおむね30歳~35歳くらいからです。

一般的には体調に変化があらわれやすい40歳以上の方を人間ドックの対象としているところが多いようです。ご自分が補助金の対象年齢であるかどうかは各自治体、会社の担当者にご確認ください。

健康寿命のために人間ドックを受けましょう

健康寿命のために人間ドックを受けましょう

今はどこも悪くないと思っている方でも、自分では気が付かないうちに病気が進行していることがあります。健康でなければ働き続けることは難しくなるため、積極的に健康診断やさらに精密に検査のできる人間ドックを利用して、病気の早期発見を目指すことが大切です。

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