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日本人の平均寿命は? より長く幸せに暮らすために

健康長寿

日本が超長寿大国であることは、世界的に知られています。では、最新のデータに基づく国内の平均寿命は正確にはどのような数値になっているしょうか。

また、男女比、過去からの平均寿命の推移、海外諸国との比較等も併せて見ていきます。

そして最後に「より長く幸せに暮らすために気をつけたいこと」も考えていきましょう。

日本人の2020年の平均寿命と男女比

2020年の日本人の平均寿命は女性が87.74歳、男性が81.64歳で、いずれも過去最高を更新したことが7月30日、厚生労働省の集計で分かりました。

過去最高を更新するのは女性が8年連続、男性が9年連続です。

今回から世界保健機関(WHO)に加盟する主要48ヶ国の比較に切り替えたため、2019年には男女とも世界1位だった香港は除外されました。この結果女性が世界1位、男性が世界2位となりました。ちなみに男性の世界1位はスイスで81.9歳でした(2019年)。

日本人の平均寿命の年次推移

現在長寿大国を誇る日本ですが、戦後からのデータを見ると、驚きの数値が明らかになります。以下、厚生労働省の資料からご紹介します。

第二次世界大戦の終結が昭和20年ですから、わかりやすく和暦で見てみましょう。

例えば戦後間もなくの日本人の平均寿命は、昭和22年で男性が50.6歳、女性が53.96歳です。戦争に起因する死亡、栄養面の不足など様々な要因が挙げられます。

平均寿命が60歳台になるのは、男性が昭和30年、女性は25年でした。70歳を超えるのは、女性が昭和35年、男性はなんと昭和50年です。

この頃から男女ともなだらかに平均寿命が上昇します。このように通時的に見ていくと、戦後まもなから40年代末までは、長寿国ではなく、長寿国の仲間入りを始めるのは、昭和末期から平成に入る頃からです。

元々平均寿命の男女差は大きく、昭和22年時で男女差は3.90歳女性のほうが高くありましたが、ですが、時代の推移につれこの差は広がります。男女差が最も大きいのは、平成15年は6.97歳ですが、現在も6歳以上の開きがあるのは、既に見たところです。

海外との比較:WHO

今回WHOが発表した2021年版の世界保健統計によると、平均寿命が最も長い国は日本で84.3歳でした(男女合計)。 2位はスイスで83.4歳。 日本と約1歳の差があります。

ランキングの上位はヨーロッパに多く、アジアでは日本の他シンガポールと韓国が入っています。逆に平均寿命が最も短い国はレソトで50.7歳です。統計データがない国は除外しています。

北欧の国々は概して長命。風土的に恵まれている国々、例えばオーストラリア、ニュージーランド、ポルトガル、カナダ、オランダなどは80歳以上をクリアしています。

驚きなのはアメリカの76.3歳。世界40位です。男女平均寿命は78.5歳、男性の平均寿命は76.3歳です。最先端の医療に恵まれているはずのアメリカですが、ここには医療の進化ではどうにもならない個人の体質と、複雑な社会問題が絡み、様々な要因となっています。

海外との比較:UNFRA(国連人口基金)

UNFRAはWHOと同じく国連の1機関です。主に人口の分野を担っています。

UNFRAが発表した2021年版の世界人口白書によると、平均寿命が最も長い国や地域は日本と香港で、男女平均85歳です。

男女別では、男性が82歳で、日本のほかオーストラリアやイタリアなど9カ国が揃って1位です。男性80歳以上は26カ国、世界平均は71歳。

また、女性は日本と香港が88歳で1位。 80歳以上は75カ国、世界平均は75歳。

前述のWHOの統計は2019年時点のものでしたが、こちらの統計は2021年時点となっていますのでより新しいデータが閲覧できます。

ランキング下位はアフリカの国が多く、平均寿命は50歳台となっています。ここでもアメリカは40位圏外となっていて順位は不明です。いずれにせよ国連の健康・人口を担う2つの機関で日本の長寿ベスト1が保証されているということは間違いありません。

このように見てきて、改めて「人生百年時代」という言葉に、ただのスローガンではない日本人の平均寿命による裏付けがあることがわかりました。

そうであるからこそ、私たちには新しい生き方が求められているといえます。第2、第3の人生があって当たり前という状況で、いかに充実した人生を生きるか。そのために、健康であり続けることがいかに大切かということです。

平均寿命と健康寿命を理解する

「健康寿命」という言葉を聞くようになって久しいですが、ここでもう1度正しく理解しておきましょう。平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「健康ではない期間」のことです。2000年にWHOが打ち出したテーマです。

つまり:

【平均寿命】-【日常生活に制限がある不健康な期間】=【健康寿命】

このような平均寿命と健康寿命(日常生活に制限のない期間)の差は、平成22年では、男性 9.13年、女性12.68年でした。平均寿命の延びに伴い、健康寿命と平均寿命の差が大きくなれば、医療費や介護にかかる出費が増えるばかりか、せっかく命があるのに、人生の終盤においてしたいことをし、自己実現していくことができなくなってしまいます。

病気の予防と介護予防、自らの意思さえあればできる健康増進などによって、平均寿命と健康寿命の差を縮めることができれば、私たちも生活のクオリティを下げずに第2の人生、第3の人生を謳歌し、豊かに生きることができます。

喜ばしいことに、ここ数年、健康寿命は上昇傾向にあります。私たち一人一人が人生をより豊かに享受するための体力作りや健康診断などで病気の予防につとめ、人生百年時代を有意義に生きる気概を持つことです。

まとめ

日本人の平均寿命を見ていく中で、その群を抜いた長さに改めて賛嘆の念を覚えます。戦後50歳の平均寿命から世界トップに上り詰めたその気概で、今度は健康寿命をしっかり伸ばして、これからの人生をますます実り多いものにしていきましょう。

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