富裕層に学ぶ病院の選び方 ~何でも相談できる顧問医とは
人間ドック 検査経営者や資産家、セレブといったいわゆる富裕層の方々は病院やクリニックを厳選しています。そうした方々には特殊な医療ニーズがあり、すべての医療機関がそれを提供しているわけではありません。
この記事では、病院を選ぶ一般的な基準に加えて、いわゆる富裕層と呼ばれる人たちがどのような基準で病院を選んでいるか、病院選びの参考としてご紹介していきます。
基本的な病院の選び方をアンケートで確認
メディケア生命の調査によると、病院を選ぶ際に活用する方法や手段として、「家族や知人の評判」が約7割を占めて最多となっており、続いて「かかりつけ医の紹介」(55%)や「病院のホームページを確認」(40%)という回答が挙がっています。
また病院を選ぶ上で何を重視するかと問うたところ、「病院の評判」が最多で70%、以下、「医者の評判」(60%)、「近所・行きやすさ」(58%)、「医者・スタッフの対応の丁寧さ」(47%)、「医療設備・機器の充実度」(43%)と続いています。
富裕層の病院の選び方① 時間のロスやストレスをできるだけ減らしたい
現役を退き悠々自適の生活を送るシニアの方を除けば、多くの富裕層は忙しい日々を過ごしています。
特に経営者や経営層の方々であれば、重圧を背負い、分刻みで行動している人が少なくありません。グローバルな環境に身を置いていると、深夜や早朝であっても海外のビジネスパーソンとコミュニーションをとる必要があります。「Time is Money」の考え方が身に付いているといえます。
そんな彼らが病院を選ぶ際には、「時間」の面でストレスが少ないことがとても重要な要素になります。
厚生労働省の調査によると、診察までの待ち時間の平均は、予約をしていた場合でも、30分以上かかる場合が半数を超えます。1時間以上かかる場合も20%超です。
病院の待合室で過ごす1時間は、映画館で過ごすそれとは異なります。最近は多くの病院で待合室の環境改善が進んでいますが、それでも、不安な状態で長く待たされるストレスは病院が抱える大きな課題の1つです。
一般的な病院やクリニックでは、医師や看護師の数に比べて訪れる患者数が非常に多く、特に混雑する曜日や時間帯には待ち時間が長くなってしまう傾向にあります。
一方で、富裕層が選ぶ病院は、会員制などにして来院数を制限しているため、受け入れに余裕があり、予約時間に診察を開始することが可能となり、診察までの待ち時間を極力なくすことができるわけです。
富裕層の病院の選び方② 自分の体のことをよくわかってくれている
医師の数に比べて患者数が非常に多い一般的な病院の課題を挙げましたが、それによりもたらされるもう1つの弊害が、患者の体調や症状の把握に限界があるという点です。
そうならないよう努めていることは言うまでもありませんが、広く診るために、どうしても浅くなってしまうという現状があります。
対して富裕層が選ぶ病院では、来院数を制限しているため、医師が会員の体調や症状をより深く把握でき、体調や症状の変化に気づきやすく、適切な予防医療や治療に結びつけることが可能となります。
特に経営者や経営層の方々の場合、自身の健康トラブルが組織や従業員の生活に影を落としかねません。それだけ健康意識が高くなるのも当然で、健康に投資が必要なことを理解しているのです。
私たちCMC(セントラルメディカルクラブ)には「顧問医」という特有の概念があります。これは、顧問弁護士が個人や企業の法律問題を普段から継続的にサポートすることで法務トラブルを未然に回避するお手伝いをするように、会員様の健康を日常的に親身にサポートすることで、病気になってしまった場合の対応をより早くし、またそもそも病気になりにくい体調管理をともに行うというものです。
まとめ
富裕層の病院の選び方というテーマでご説明してきました。
病院を選ぶ際には、富裕層であろうとなかろうと、病院や医師の評判、ホスピタリティの充実、通いやすさなどを判断基準としていることがわかります。また、それに加えて特有のニーズを持つ富裕層においては、時間のロスやストレスをできるだけ減らしたい、自身の症状や体調を継続的にしっかり把握してほしい、といった点を考慮して病院を選んでいます。
CMCの顧問医サービスは、そうした要望に応えるべく、オーダーメイド型の医療を会員様に提供しています。体調も症状も人によって違います。会員様お一人おひとりに寄り添うことで、最適な体調管理と最適な治療法の提案を行っています。