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健康診断はどのくらいの頻度で受けたらよいか? 年代別に解説

年齢を重ねるにつれ、体力の低下や身体の不調を感じやすくなります。階段を上るだけで息切れしたり、疲れがなかなか取れなかったりなど、日常によくありがちな症状の裏に大きな疾患が隠れている可能性もあります。そんな身体の不調の原因を知るためには、健康診断を定期的に受けることが大切です。

健康への意識がより高まっている近年、健康診断や人間ドックを受ける人は以前よりも増えてきています。しかし、「会社で健診をきちんと受けているから」「今のところ元気だから必要ない」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

また、新型コロナウイルスの感染への不安の中、これまで定期的に受けていた健康診断をしばらく受けていないという方も多いと思います。

今回のコラムでは、健康診断を定期的に受けることが大切な理由や、適切な頻度を年代別にご紹介します。

健康診断とは

「そろそろ健康診断を受けなくては…」とか、「ずっと健診を受けていない」などと言うことがありますが、そもそも健康診断とはどの健診のことを指しているのでしょうか?

健康診断とひと口にいっても、法定健診(定期健診)、特定健診、任意健診などがあります。法定健診には、年1回受けることが義務付けられている定期健康診断があります。

特定健診(メタボ健診)は、生活習慣病の予防を目的とした、40歳から74歳までが対象の健診です。健診結果に基づいて、保健師や管理栄養士が生活習慣を改善するためのアドバイスを行います。

任意健診とは、人間ドックなどの個人が任意で受けられる健診のことです。人間ドックは、一般的な健康診断よりも検査項目が多く、詳しく検査することができます。

【年代別】でおすすめの健康診断の頻度

ここでは、受診が推奨される検査項目や頻度について、各年代に分けて解説します。

20代

社会人としてスタートする20代は、一般的に会社で健康診断を受ける機会が多いでしょう。食生活の欧米化や生活習慣により、若いうちから生活習慣病の予備軍になっている人もいます。会社で受ける健康診断にオプションを追加するなどして入念にチェックした方が良い場合もあります。

30代

次に30代ですが、会社では仕事量が増え、ストレスを抱える人が多くなります。さらに、食生活が不規則になったり、生活リズムが乱れたりなど、生活習慣病を発症するリスクがぐんと高まります。

スキルス胃がんというタイプのがんの発症リスクも高まってくる年代です。原因はさまざま言われていますが、5年生存率は一桁台という疾患です。男女比では女性が多いと言われています。

20~30代のがん罹患者の8割が女性とされています。この背景には子宮頸がんや乳がんなど女性特有の疾患が影響しています。

女性は子宮頸がん、乳がん検診などを一部健保負担などで受けられることがあります。詳細は加入の健保や人事担当などに確認してみてください。

40代

40代を過ぎると身体の酸化が急激に始まります。それはSOD酵素という物質に関係しています。酸化は身体に炎症を及ぼします。またDNAコピーのエラーもどんどんと増えていきます。このコピーエラーはがんの発生につながります。そのため、40代からは積極的に、人間ドックを受けることが大切です。

国立がんセンターの統計では、大腸がん、肺がん、胃がんが40代で多いがんです。

法定健診の内容では到底早期発見はできません。基本の検査はもちろんのこと、胃や大腸の内視鏡検査、肺のCTなども選択して受けることが望まれます。

また、40代は日本人の死因3位とされる脳血管疾患が増える時期ですので、脳MRI検査を受けるようにしましょう。さらに、男性は2018年がんの罹患で1位になったのは前立腺がんです。前立腺は骨盤のMRI検査が適しています。

女性は30代に引き続き子宮がん、乳がん検診などの検査を受けることもおすすめします。

このように、これまでの法定健診だけでは、CTもMRIも含まれておらず、十分な検査内容ではないことがお分かりでしょう。法定健診だけで済ませてきた40代の人は、まず人間ドックの基本検査を受けることが大切です。

健康に自信があるという方も1年に1回の頻度で人間ドックを受診することが望ましいといえます。

50代

病気のリスクがさらに高まってくる50代では、一般的な健康診断に加えて、人間ドックを定期的に受ける人も増えてきます。基本検査のほかに、受けるべき検査が増えてきますが、オプションの検査をすべて受けるのは大変なので、ご自身の身体の問題個所やこれまでに指摘があった部位を重点的に検査するとよいでしょう。

また、がん、脳疾患などのリスク評価ができるリスクスクリーニング検査や、全身のがんの有無を診断できるPET検査もできれば受けておきたいところです。

60代から

これまで以上に身体のケアが必要になってくる60代以降は、定期的な年1回の健康診断を継続するとともに、すでに症状として現れている病気については、かかりつけの医師のもとで治療を受けましょう。万全を期すために、余裕があれば年に2回、しっかりと検査することをおすすめします。病気とは縁のない元気な60代以降の方も、病気を予防するために日常的な体のメンテナンスを心がけることが大切です。とくにがん・心疾患・脳血管疾患の三大疾病の発症を防ぐことを意識しましょう。

また、ご自身の年齢と気になる症状などに合わせて、適宜検査項目を追加して、人間ドックも受診することが望ましいです。より詳しく検査することで、早期発見できれば、重篤とされる病気の進行を防げます。人生100年時代を健康に過ごすために、年1回の健康診断または人間ドックを継続的に受けるようにしましょう。

今回あくまで目安として健康診断の頻度をご紹介しましたが、若いから、元気だから頻度が少なくても良い、ということではもちろんありません。家族や仕事、責任が付随する立場の方は尚のこと、「何もなければそれで良かった」そう思えるためにも、定期的に人間ドックや健康診断を受けましょう。

関連記事:人間ドックで年代別に検査すべき項目についてこちらの記事に詳しくまとめています。あわせてご確認ください。

30~60代の年齢別。人間ドックで受診すべき検査項目とは

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