病気の早期発見がなぜ重要なのか~世田谷の会員制医療機関が回答します
人間ドック 検査「なぜ病気の早期発見が重要なのか」と質問されたら、次のように答えられるのではないでしょうか。
「病気を早期発見できれば、早期治療が可能になり完治を期待できるから」
この答えは多くの方にとって既知のことでしょう。
ですが、その多くの方が実際に病気の早期発見に手を尽くしているかというと、まだまだその数は少ないといわざるを得ません。
CMC(セントラルメディカルクラブ)は、東京都世田谷区に会員制医療機関「セントラルメディカル世田谷」を開設し、ステージ0での病気の早期発見を目標に、今後ますます力を入れてまいります。
この記事では、早期発見が重要であることは知っているけれど、それが行動に結びついていない方にも向けて、病気の早期発見がどうして重要なのかをわかりやすく解説していきます。
「早期発見のために行動する人は少ない」実態
先ほど、病気の早期発見の重要性を知っていながらそのために行動する人はあまり多くないことを紹介しましたが、この説にはエビデンス(科学的な証拠)があります。
世田谷区が実施している胃がん検診の受診率はわずか10%にすぎません。大腸がん検診は18%、肺がん検診は20%、子宮がん検診は31%、乳がん検診は26%です(*1)。
同区は、これらのがん検診の対象者に個別勧奨を行い、受診率の向上に努めていますが、それでも1~3割しか受診に至っていないのです。
最も有効ながん対策とは
「最も有効ながん対策」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。
がん細胞が発生した臓器の摘出手術でしょうか、最新の抗がん剤でしょうか、X線や陽子線やガンマ線などの放射線の照射でしょうか(*2)。
これらはがんの3大治療法ではありますが、これらよりもさらに有効なものがあります(*3)。
最も有効ながん対策は、早期発見です(*4)。
がんが怖いのは、死に至る病気であると同時に、広がってしまう病気だからです。しかしそのがんも、転移する前にみつけて適切な治療をすれば治癒する確率が大きく上がります(*4)。
がんは「治らない病気」なのではなく「発見が遅れて治療が遅れると治しにくい病気」なのです。
ステージ0(ゼロ)という概念を知っておいて
正常な細胞は、組織を維持するための細胞分裂はするものの、ある程度成長したらそれ以降無秩序には成長しません。例えば心臓をつくっている心筋細胞は、心臓ができあがったらそれ以上増えませんし、大きくなりません。そして正常細胞は同じ場所にとどまります(他の細胞は正常でも細胞分裂で増えます、)(*5)。
ところががん細胞はいくらでも増えて、なおかつ血管などを使って離れた場所にも移動(転移)します(*5)。これを「進行」といい、がんの治療では、進行度合いを示すステージ(病期)という指標が使われます。
例えば大腸がんは、5段階でステージを表記しています。
しかし、ステージ5は存在せず、最も進行した状態はステージ4です。
がんにはステージ0が存在します(*6)。
0と無は別物
ステージ0と聞くと、がんがない状態をイメージするかもしれませんが、そうではありません。
ここでも大腸がんを例に取ってみましょう。ステージ0は、がんが大腸粘膜内にとどまる状態と定義されます。
0と無は異なるものです。無は存在しないものであり、数値にもなりません。しかし0は物事の起点であり、立派な数字です。
したがってがんのステージ0は、がんの存在を意味します。
ステージ0での発見を目指す
セントラルメディカルクラブでは、ステージ0で病気の早期発見を目指しています(*7)。そのために行き着いた方法が会員制医療です。微小ながんを発見しやすくするために先進的な検査機器も導入しています。
ステージ0での発見にこだわるのは生存率が高いから
大腸がんの5つのステージは次のように定義されています(*6)。
■大腸がんの各ステージの定義
ステージ | 各ステージの定義 |
ステージ0 | がんが大腸粘膜内にとどまる |
ステージ1 | がんが固有筋層までにとどまる |
ステージ2 | がんが漿膜下層を超えて浸潤している |
ステージ3 | がんがリンパ節に転移している |
ステージ4 | がんが他臓器に転移している |
大腸がんのステージは、どれだけ組織に深く入り込んでいるか、リンパ節に転移しているか、他の臓器に転移しているか、の3つの観点から判定されます。
そしてステージの数字はがんの進行度を表すと同時に、治療の難しさも示しています。
大腸がんのうち直腸がんでは、ステージ0で治療したときの5年生存率は97.6%ですが、ステージ4では14.8%しかありません(*6)。
また、乳がんの場合、1つの細胞が1センチのがんになるのに15年かかりますが、1センチのがんが2センチになるのには1年半しかかかりません(*7)。
つまり、1センチのがんを発見するチャンスを逃したまま1年半が経過してしまうと、2センチのがんになってしまうということです。
がんの治療は時間との勝負になります。
これが、セントラルメディカルクラブがステージ0での発見にこだわる理由です。
エグゼクティブが選ぶ世田谷へ
ザ・セントラルメディカル世田谷は会員制を採用しています。
そして特にエグゼクティブの方々に、心と体を整える場所を提供したいと考えています。
エグゼクティブとは経営幹部や重役、上級管理職のこと。
世田谷区はエグゼクティブの方々が多く住む場所です。自宅の近くに医療機関があれば多忙な環境の中でも「がん検診を受診しよう」「人間ドックを予約しよう」と考えやすくなるのではないでしょうか。
まとめ~早期発見へのこだわり
この記事の内容を箇条書きでまとめます。
・病気の早期発見の重要性は誰もが知っているのに、そのための行動を取る人は多くない
・がん治療はステージ0で取り組むとメリットが多い
・セントラルメディカルクラブはエグゼクティブの利便性を考慮して、新たな会員制医療機関を世田谷区に開設します
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