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【PCR検査を受けるタイミング】濃厚接触や症状が出たときの対応

新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ感染症)の対策において、濃厚接触者となった人や症状が出た人の対応はとても重要です。

では、自分が濃厚接触者になったり、症状が出てしまったりしたら、次に何をしたらよいのでしょうか。

以下のことは、意外に知られてないようです。

・濃厚接触者と普通の接触者は何が違うのか
・「濃厚接触者である」と、誰がどのように認定するのか
・濃厚接触者になったら何をしなければならないのか、いつPCR検査を受けるのか
・そもそも「コロナ感染症の最初の症状」とはどのようなものなのか
・症状が出たら何をしなければならないのか、いつPCR検査を受けるのか

この疑問にすべて回答します。

濃厚接触者とそれ以外の接触者は何が違うのか

濃厚接触者と普通の接触者の違いは、接触の程度です。感染者と少し接触した程では濃厚接触者とはなりません。

国立感染症研究所は濃厚接触者を次のように定義しています(*1)。

■濃厚接触者の定義
患者の感染可能期間内に患者と接触した人のうち、次のいずれかに該当する人

・患者と同居している
・患者と長時間、車内や飛行機のなかなどで接触している
・患者と1メートル以内で、感染予防策なしで15分以上接触した
・医療・介護従事者で、適切な感染防護をせずに患者を診察、看護、介護をした
・患者の気道分泌液や体液などの汚染物質に直接触れた可能性が高い

※ここでいう「患者」とは、コロナ感染症の発症が確定している人と、無症状ながら病源体(新型コロナウイルス)を保有している人のことです。

※「感染可能期間」とは、患者のPCR検査の検体を採取した2日前から、退院や療養解除の基準を満たすまでの期間のことです。

「濃厚接触者である」と、誰がどのように認定するのか

濃厚接触者であるかどうかを判断するのは保健所です。

濃厚接触者であることが確定すると保健所から連絡、指示があるので、その指示に従うこととなります。

陽性者(感染の疑いが濃厚な人)とマスクなしで1m以内かつ15分以上接触したものの、まだ保健所から連絡がない方も、最寄りの保健所か、保健所内の発熱相談センターに確認するのがよいと思います。

ただ保健所の電話が混みあってつながらないことがあります。さらに、かかりつけ医がいる人でも、そのかかりつけ医が他の診療をしていれば対応してもらえないかもしれません。

このようなときは待つしかなく、その時間は心配だと思いますが、まずはマスクをして家族や他の人と距離を取った状態に身を置いてください。そして時間をおいて、保健所やかかりつけ医との連絡を試みてください。

画像参照:渋谷区ホームページより

自分で濃厚接触者かどうか判断することはとても難しい

自分で自分が濃厚接触者であると判断することは簡単なことではありません。

自分が濃厚接触者であることを知るには、自分が患者と濃厚接触したことを把握する必要があるからです。

しかし、誰しも普通に生活していれば様々な人と濃厚接触しています。自分が濃厚接触者であることは、その人たちの中にコロナ感染症患者がいたと確信することでしか自覚できません。

つまり、「患者と接触した」という自覚や記憶がないと、自分が濃厚接触者であることを知ることはできません。

濃厚接触者のリスク

濃厚接触者になると、患者と接触した日の翌日から14日以内にコロナ感染症を発症する可能性があります。

そのため、「自分は濃厚接触者である」との自覚は周囲への感染予防においてとても重要です。

保健所経由で濃厚接触者であるとわかるケース

保健所から「あなたは濃厚接触者である可能性がある」と指摘される場合について説明します(*2)。

保健所は、ある人がコロナ感染症を発症していることを確認すると、その人に対して調査をします。これを積極的疫学調査といいます。保健所はこの調査のなかで、患者から濃厚接触者になり得る人の情報を得ます。

そして保健所が濃厚接触者になり得る人に連絡をして、今後の注意点やどうすればいいかなどを助言してくれます。

このようにして自分で「自分は濃厚接触者だ」と気付いていない場合でも、保健所からの連絡で濃厚接触者になったことがわかる場合があります。

濃厚接触者になったら何をしなければならないのか、いつPCR検査を受けるのか

自分で自分が濃厚接触者であると判断できたときも、保健所から「あなたは濃厚接触者である可能性がある」と指摘されたときも、PCR検査で自身の感染の有無を確認します(*3)。

PCR検査は保健所の指示に従って受けてください。

PCR検査を受けたあとの流れは以下のとおり。

・PCR検査を受ける

・外出などの行動を自粛する

・健康観察をする

新型コロナウイルスの潜伏期間は1~14日間ほどといわれています。PCR検査で陰性であっても医師や看護師の指示に従って行動しましょう。

 PCR検査を受ける

自分で自分が濃厚接触者であると判断できたときは、保健所に連絡をします。すると保健所はPCR検査を受けるように指示します。

保健所から「あなたは濃厚接触者である可能性がある」と指摘されたときも、PCR検査を受けることになります。

PCR検査で陽性(感染したこと)が確定したあとは、自宅療養、または宿泊施設での療養、または入院のいずれかになります。どの療養になるかは医師が判断します。

PCR検査で陰性(感染していないこと)がわかったら、5日間の行動自粛と健康観察に入ります。以前は14日間でしたが、5日間に短縮されました(*4)。

5日間は、接触のあった日の翌日から数えます。例えば1月1日に接触したら、1月2~6日の5日間が行動自粛と健康観察の期間で、1月7日から解除されます。

短縮されたとはいえ「陰性と出たのに5日間も外出などの行動ができないのか」と感じるかもしれませんが、PCR検査で陰性と出ただけでは濃厚接触者が抱えるリスクが低下しないので行動自粛と健康観察が必要になります。

行動自粛と健康観察で「すること」とは

行動自粛と健康観察の5日間は、不要不急の外出はせず自宅で過ごします。

自宅では次の8項目に注意してください(*5)。

1、不要不急の外出を控える

2、通勤、通学を控える(つまり会社、学校を休む)

3、やむを得ず外出するときは、マスク着用、手洗い、人との接触を避ける

4、やむを得ず外出するときは、公共交通機関(電車、バス、タクシー、飛行機など)を利用しない

5、健康状態を毎日確認する(1日2回の体温測定、発熱・咳・息苦しさ・強い倦怠感はないか)

6、5の症状が出たら、保健所に連絡する

7、家に家族などの同居人がいる場合は、次の点に注意する(*6
・個室に居て極力部屋から出ない
・接触する人を限定する
・同居人全員がマスクをつける
・こまめに手洗い、アルコール消毒をする
・換気をする
・共用部分を家庭用塩素系漂白剤で拭く
・本人の衣服やリネンを洗濯する人は手袋とマスクをして作業をする。一般的な家庭用洗剤で洗濯して、完全に乾かす
・本人が鼻をかんだティッシュはすぐにビニール袋に入れ、室外に出すときは密閉して捨てる

8、同居人に発熱などの症状が出たら、その同居人も外出を控え、会社や学校を休む

繰り返しになりますが、この8項目は、PCR検査で陰性と出ても行なわなければならないことです。

そもそも「コロナ感染症の最初の症状」とはどのようなものなのか

東京都福祉保健局はコロナ感染症が疑われる症状について「発熱などの体調不良」としかいっていません(*7)。

発熱していたり「体調が思わしくない」と感じたりしたら、今はまだ「コロナかもしれない」と疑ったほうがよいでしょう。

症状が出たら何をしなければならないのか、いつPCR検査を受けるのか

では症状が出たら、どうすればよいのでしょうか。

ここでは東京都のケースで解説します。お住まいの自治体ごとに対応が異なる可能性もありますので、都道府県や市町村のホームページで確認してください。

東京都福祉保健局は、発熱などの体調不良を感じたら、下記のサイトの医療機関に相談するよう呼びかけています。これが「症状が出たときに最初にすること」になります。

参考:発熱などの体調不良を感じたときに相談する医療機関のサイトのURL(東京都の場合)

医療機関に相談すると、PCR検査や抗原定性検査による自主検査を行うよう指示されるはずです。これは無料で受けられます。

この検査で陽性と出たら保健所などに知らせて、症状によって医療機関を受診したり、自宅療養したりします。

65歳未満で持病もなく症状が軽い場合は重症化リスクが低いとみなされ自宅療養になる可能性が高いのですが、保健所などに知らせることで陽性者登録されます。

陽性者登録されることで、保存食の配送や、パルスオキシメーターの貸与、健康観察などを受けることができます(*8)。

まとめ~自分と周囲と社会を守るために

自分が濃厚接触者であることを知ることは、自分と周囲の人たちと社会を守るためにとても重要です。

濃厚接触者を別の言い方でいうと、「感染の可能性が高い人」となります(*10)。

自分がコロナ感染症を発症するかもしれないので、いつでも治療や療養が受けられる準備をしておく必要があり、そのためにはPCR検査で陰性であっても「自分は濃厚接触者である」と自覚しておく必要があります。

そして周囲に感染のリスクを広げないようにしましょう。自分の行動や理解不足でクラスターをつくらないよう注意してください。

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