資産運用の種類4選! そもそも資産運用とは?
その他超低金利の時代に銀行預金で資産を増やすことが難しくなっています。
また、新型コロナウイルスの感染拡大によって事業を縮小せざるを得なくなったり、収入が減少していたりしている方も増えています。そんな時代だからこそ、原点に立ち返って資産運用の基本を理解し、場合によってはこれまでの手法を見直す必要も出てくるのかもしれません。
資産運用の種類が多くて、どの方法が自分にもっとも合っているのか、あるいは複数の方法を組み合わせるべきなのか、この記事では、そのあたりの理解の一助になるような基本的な資産運用とその種類についてご説明いたします。
資産運用とは?
資産運用とは端的に言うと、「自分が持っているお金を預貯金や投資に配分して増やすこと」を指します。一般的に知られているものとしては株式投資や預貯金があります。
昨今では金融市場の発展によって資産運用の種類は増えており、効率的に資産を増やせる環境が充実してきています。
資産運用の種類
資産運用には、挙げていけばきりがないくらい、たくさんの種類があります。
少額投資が可能な方法から初期費用が大きくなる方法まで多岐に渡ります。それぞれ特徴やリスク・リターンが異なります。
ここからは、最も代表的な資産運用の種類について解説します。
・銀行預金
・株式投資
・投資信託
・不動産投資
・債券投資
それぞれの特徴について具体的に見ていきましょう。
銀行預金
多くの方が利用している銀行預金ももちろん資産運用の一つの方法です。銀行や郵便局にお金を預けておくことで利子を受け取ることができます。誰もが行っているといっても過言ではない、身近な資産運用方法と言えるでしょう。
しかし、超低金利の時代に普通預金の金利は0.001%程度ですので、ほとんど資産を増やすことはできません。一方で、ペイオフという制度によって預金1,000万円までであれば元本が保証されているため、ローリスク・ローリターンの資産運用方法です。
銀行預金で資産を増やしたいという方は外貨預金のご利用を検討されると良いのかもしれません。外貨預金であれば、為替の影響を受けますが、日本円よりも高い金利が期待できます。
株式投資
株式とは、企業が資金調達を目的に投資家向けに発行するものです。株式を購入して株主となると、企業の利益の一部を配当金として受け取ったり、株主優待を受けることができます。
株式投資で得られる利益にはキャピタルゲインとインカムゲインがあります。
キャピタルゲインとは購入した株式の価格が売却時に上昇していた場合に得られる利益のことで、売却価格と購入価格の差額が利益となります。
インカムゲインとは、株式を保有している場合に株主に還元される配当金のことです。
株式投資のハードルは下がっており、最近ではスマホを使って数万円で株式を購入することも可能になっています。
しかし、投資初心者にはハードルが高い資産運用方法であることも事実です。株式は投資先の企業が倒産すれば価値が無くなってしまいますし、常に価格変動のリスクに晒されています。したがって、株式投資について勉強したり、投資先の企業の分析や政治経済情勢の情報収集が必要となります。
投資信託
投資信託とは「ファンド」とも呼ばれ、運用のプロであるファンドマネージャーに委託して投資する方法です。具体的には投資家から広く集めたお金が信託銀行に預けられ、そのお金を投資のプロが国内外の株式や債券に投資して、利益を投資家に還元します。
投資のプロが銘柄選びや実際の投資を行ってくれるので投資について知識がない方でも始めることができます。また、株式投資よりも初期費用が安く、100円からでも始めることができますので、資産運用をお試しで始めたい人にも敷居が低くなっています。
一方で、投資家は投資費用とは別に手数料を支払う必要があります。例えば、口座開設手数料やファンドマネージャーに投資を依頼する信託報酬などです。
不動産投資
不動産投資とはアパートやマンション、戸建てなどの不動産を購入し、入居者を募って、賃料収入を得る投資方法です。平たく言えば、「大家さん」になって利益を得る方法です。
環境や交通の便の良い地域や築年数の新しい物件を購入することで大きな利益を見込むことができます。
しかし、物件選びに失敗すると効率よく利益を上げることができません。多くの方はローンを組んで不動産を購入しますが、ローンの返済に追われて赤字に陥ってしまうこともあります。また、他の資産運用方法と比べて、初期費用がかなり高くなります。物件にも因りますが、数百万円から数千万円の投資が必要となりますので、ハードルは高めです。
債券投資
債券とは国や企業が発行する有価証券です。債券を購入した投資家は期日まで保有すると元本と利息を受け取ることができます。
債券投資の中でも最も代表的な投資対象が国債です。たとえば日本国債は日本政府が破綻しない限りは必ず元本が返済され、半年ごとに利息を受け取ることができるのでリスクの低い投資方法といえます。
一方で途中売却した場合には価格変動により損失を被ってしまう可能性があります。また、安全性が高い一方でリターンは低くなっています。
自分に最適の資産運用方法を見つけましょう
資産運用を始めたことのない人にとって、投資は、最初は不安があるものです。しかし、資産運用の種類やそれぞれの特徴、リスク・リターンを正しく理解すると、ご自分に合った最適な方法でリターンを得ることも可能です。上記の資産運用に加えて、最近では仮想通貨なども積極的な投資対象として人気を集めています。正しい知識をもって、適切な方法で資産運用を始める、もしくは見直しをされてみてはいかがでしょう。