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女性経営者ががんにならないための人間ドック

女性経営者ががんにならないための人間ドック

2023年の日本全国の女性経営者は61万2,224人で、初めて60万人を超えました。これは日本における全経営者数の14.96%にあたり、徐々に女性経営者が増えていることを示しています。

企業のトップに立つ女性経営者の健康は、企業活動に大きな影響を与えます。企業を滞りなくマネジメントしていくためには、何よりも「病気」にかからないことが重要だといえるでしょう。特に近年は、がんを発症する女性が増加の傾向にあり、日本人女性の場合、一生のうち2人に1人はがんを診断されるといわれています。

本記事では、女性経営者が注意するべきがんや、人間ドックによるがんの早期発見・予防の重要性について詳しく解説していきます。

女性経営者が注意するべき病気

女性経営者が注意するべき病気

女性経営者が病気になった場合、どのようなリスクが考えられるでしょうか。病気の影響で経営上の判断力が鈍ることで、大きな損害を与えてしまうかもしれません。

また、病状の悪化により経営トップが交代を余儀なくされれば、企業運営に混乱が生じることも考えられます。ここでは、女性経営者が特に注意するべき病気について解説していきます。

日本女性の死因順位

厚生労働省による2023年の日本女性の死因順位は、以下のとおりです。

  1. 1.悪性新生物(腫瘍)
  2. 2.老衰
  3. 3.心疾患(高血圧症を除く)
  4. 4.脳血管疾患
  5. 5.肺炎

悪性新生物(腫瘍)、すなわち「がん」が1位になっており、全死亡者に占める割合も年々上昇しています。年齢別でみてみると、5~9歳および35歳~89歳の女性の死因でもっとも多くを占めるのが、がんであることもわかります。また、がんが死因となるピークの年齢は、女性の場合55歳~59歳です。

出典:厚生労働省「令和5年(2023)人口動態統計月報年計(概数)の概況」

以上の結果から、女性経営者がもっとも注意するべき病気はがんであるといえます。

女性経営者が発症する可能性の高いがん

女性経営者が発症する可能性の高いがん

日本女性の死因の1位はがんという結果が出ていますが、どのようながんを発症するリスクが高いのでしょうか。

  1. 1.乳がん
  2. 2.大腸がん
  3. 3.肺がん
  4. 4.胃がん
  5. 5.子宮がん

出典:国立研究開発法人国立がん研究センター がん情報サービス「がん統計」

2020年における女性のがん罹患者数の順位は、以上のような結果になっています。

ここでは、女性経営者が発症する可能性が高いがんについて説明していきます。

乳がん

女性のがん罹患者数の1位である乳がんは、乳腺の組織にできるがんです。どの年代でも発症する可能性がありますが、特に30代~40代で発症率が高くなります。日本人女性の9人に1人は乳がんに罹患するといわれており、そのうち約10%弱は遺伝により発症する「遺伝性乳がん」です。

乳がん発症すると、以下のような症状がみられます。

  • ・乳房にしこりができたり、えくぼのようなへこみができたりする
  • ・乳房の形が左右非対称になる
  • ・乳頭や乳輪がただれたようになる
  • ・乳頭から血が混ざったような分泌液がでる

乳がんの5年生存率は92.3%と高く、早期発見をすることで治癒が期待できるがんです。以上のような症状がみられる場合は、できるだけ早く乳腺外科などを受診しましょう。

大腸がん

大腸がんとは、大腸(結腸・直腸・肛門)に生じるがんです。なかでも、S状結腸と直腸は便が長く留まることから、がんが発生しやすい部位だといわれています。発症の原因としては、食生活の欧米化・肥満・ストレス・飲酒/喫煙などが挙げられます。

大腸がんには、以下のような症状がみられます。

  • ・腹痛
  • ・下痢
  • ・便が細くなる
  • ・下痢と便秘を繰り返す
  • ・血便
  • ・粘液便・粘血便

ただし、大腸がんは症状があらわれないまま進行するケースが多いため、血便があったときや、健康診断で便潜血反応がでたときは必ず医療機関を受診することが大切です。

大腸がんは、早期に発見すればほぼ治癒するといわれています。しかし、女性の場合は「恥ずかしい」という理由から検査を避ける傾向があり、そのことが大腸がんの死因順位を上げていると考えられています。

肺がん

肺がんは、大腸がんに次いで死亡者数の多いがんです。初期段階で特有の症状が現れることがなく、進行しても咳や痰、発熱などの日常でよくみられる症状が多いため、ほかの病気の検査や健康診断で偶然見つかることも少なくありません。また、肺がんにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴や性質が異なります。

  • ・非小細胞肺がんもっとも一般的な肺がんで、全体の約80~85%を占めます。非小細胞肺がんはさらに扁平上皮がん・腺がん・大細胞がんなどに分類されます。
  • ・小細胞肺がん全体の約10~15%を占める肺がんです。進行が早く転移しやすい性質ではありますが、抗がん剤や放射線治療がよく効きます。

以上のがんは、肺そのものに腫瘍が発生する「原発性がん」です。一方、ほかの臓器のがんが血液やリンパ節を通って肺に移動して発症したがんを「転移性肺がん」と呼びます。乳がん・大腸がん・腎臓がんなどが肺に転移しやすいといわれています。

おもな肺がんの原因としては喫煙が挙げられますが、喫煙をしない方でも受動喫煙が危険因子となるため、注意が必要です。ほかにも、家族歴や肺の病気の既往歴、粉塵の吸い込みなどが原因となります。

肺がんは、発見が遅れると治療が困難になるため早期発見が重要です。40歳以上の方を対象とした年1回の肺がん検診などを受診して、定期的にチェックをしましょう。

胃がん

胃がん

胃がんは、胃の粘膜からできる悪性腫瘍の総称です。胃がんの90%以上は、胃壁のもっとも内側の粘膜上皮細胞から発生する「腺がん」です。さらに腺がんは「分化型胃がん」と「未分化型胃がん」に分類され、進行のスピードが速いことで知られるスキルス胃がんは未分化型胃がんに含まれます。

胃がんを発症すると、以下のような症状がみられます。

  • ・胃痛
  • ・胃の不快感
  • ・胸焼け
  • ・吐き気
  • ・食欲不振
  • ・喉のつかえ感

さらに進行すると、腹部の痛みや不快感・めまい・息切れ・黒色便などの症状がみられることがありますが、早期の段階ではあまり症状がみられないことが特徴です。そのため、早期発見・治療のためには定期的に検診を受けることが必要です。

また、胃がんの原因としては、ピロリ菌感染のほかにも喫煙・多量の塩分摂取・過度の飲酒などが挙げられます。そのため、生活習慣を見直すことも胃がん予防の大きなポイントになります。

子宮がん

子宮がんには、「子宮頸がん」と「子宮体がん」があります。

  • ・子宮頸がん子宮頸部にできるがんで、原因はヒトパピローマウイルス(HPV)への感染です。多くの場合は自然に治癒しますが、10%程度は自然治癒せず、がんになる前の状態(異形成)を経て子宮頸がんを発症します。若年でも発症することがあり30代後半が発症のピークとなりますが、近年では20~30代での発症が増加しています。
  • ・子宮体がん子宮体部にできるがんで、子宮内膜がんとも呼ばれています。40代後半から発症率が高くなり、50~60代がピークとなります。子宮体がんは閉経後に発症することが多く、閉経前の女性で発症することは少ないといわれていますが、近年、閉経前の罹患者数にも増加がみられます。

子宮がんの代表的な症状として、不正性器出血やおりもの・下腹部痛・性交時の痛みや出血などが挙げられます。また、子宮体がんは、女性ホルモンであるエストロゲンが関係していることから、出産経験の少なさや肥満などでリスクが上昇することがわかっています。

子宮がんを予防するためには、子宮頸がんの場合、20歳以上の女性は2年に1度細胞診による検査を受けることができ、HPVワクチンの接種が有効です。一方で、子宮体がんには有効な検診はありませんが、早い段階で不正出血など特有の症状が現れることが多いので、体調の異変に気づいたら早めに医療機関を受診しましょう。

女性経営者の年齢によって注意するべきがんは異なる

女性経営者の年齢によって注意するべきがんは異なる

ここまで、女性経営者が注意するべきがんについて解説してきましたが、がんの種類によって発症が多くみられる年代は異なります。ここでは、女性経営者の年代ごとに、注意するべきがんについて説明していきます。

30代~40代以降の女性経営者の場合

30代~40代の女性の場合、乳がん・子宮がん・卵巣がんなどの女性特有のがんや、甲状腺がんを発症しやすくなります。乳がん・子宮体がん・卵巣がんの発症には、女性ホルモンであるエストロゲンが関係しています。初経から閉経までの期間が長かったり、出産経験が少なかったりすると、エストロゲンにさらされる期間が長くなることから発症のリスクが高くなります。

甲状腺がんは女性に多くみられ、20代から徐々に増加して40代が発症のピークとなります。甲状腺がんにもエストロゲンが関係しているといわれていますが、まだ詳しいことはわかっていません。

50代~60代以降の女性経営者の場合

50代・60代以降の女性には、生活習慣と大きな関わりがある大腸がん・胃がん・肺がん・すい臓がんの発症が多くみられます。発症の頻度がもっとも高い大腸がんは、食生活・喫煙・飲酒が原因として大きく関与しています。胃がんは、塩分の摂取が過多になることで発症しやすくなるほか、ピロリ菌への感染もリスクとなります。

すい臓がんは、喫煙や飲酒などの生活習慣や糖尿病や慢性膵炎などの疾患で発症のリスクが上昇し、肺がんは、喫煙のほかにもPM2.5などの大気汚染物質が原因になることがあります。

がん検診と人間ドックの違い

がん検診と人間ドックの違い

女性経営者ががんや病気にならないためには、定期的に医療機関で検査を受けることが不可欠です。その際、選択肢として「がん検診」と「人間ドック」の2つがあります。ここでは、がん検診と人間ドックの違いと、女性経営者はどちらを選択するべきかについて解説していきます。

がん検診(対策型がん検診)

がん検診(対策型がん検診)は、がんの早期発見と、がんによる死亡率・死亡リスクを下げることを目的に、おもに市町村で実施されています。市町村のがん検診で受けられるのは、厚生労働省が推奨する、胃がん検診・肺がん検診・大腸がん検診・乳がん検診・子宮頸がん検診の5つで、検診費用の多くは公費で賄われます。

ただし、市町村により対象者や検査項目が定められているため、受診者が検査のタイミングや項目を決めることはできません。

人間ドック(任意型がん検診)

人間ドックの目的は、病気の早期発見・治療と健康の増進です。幅広く全身を検査して、まだ自覚症状のない病気を調べたり、病気につながる可能性のある危険因子を発見したりします。

そのため、市町村で実施されている5つのがん検診以外のがんについても、任意で調べることができます。受診者自身で検査項目を選べることが大きな特徴ですが、自由診療であるため、費用は高額になります。

女性経営者はどちらを選択するべき?

女性経営者が自身の健康を維持していくためには、がんだけではなく、あらゆる病気にならないように備えていく必要があります。企業健診やがん検診では、基本的な健康状態や異常を確認することはできますが、全身の状態まではチェックすることができません。

しかし、人間ドックでは、全身のがんや病気についても調べることができるため、早期発見の可能性が高くなります。そのため、女性経営者ががんや病気にならないようにするには、人間ドックを選択したほうがよいといえるでしょう。

女性経営者には人間ドックが必要と考えられる理由

女性経営者には人間ドックが必要と考えられる理由

ここでは、なぜ女性経営者には人間ドックが必要なのか、その理由について詳しくみていきましょう。

女性特有のがんもより詳しく検査が可能

女性経営者が発症しやすいがんは、年代によって異なることをすでに説明いたしましたが、30代以降の働き盛りの年齢では、乳がん・子宮体がん・卵巣がんといった女性特有のがんの発症が増加します。しかし、がん検診では、子宮頸がんは対象であっても子宮体がんは対象外です。また、卵巣がんに対しては検査がおこなわれていません。

人間ドックであれば、これらのがんについても検査可能なだけではなく、乳がんについてもマンモグラフィや視触診に加え、超音波検査や腫瘍マーカーなど、より詳細な検査を受けることができます。

がん以外の病気の発見

人間ドックでは、がんだけではなくほかの病気も早期に発見することができます。

たとえば、バセドウ病や橋本病などの甲状腺の病気も女性に多くみられますが、疲れやすい・イライラする・月経不順といった症状から、不定愁訴と間違われやすく診断がつきづらい病気でもあります。しかし、人間ドックであれば、このように症状がはっきりしない場合や自覚症状がない場合でも病気をみつけることが可能です。

健康課題の解決

3大疾病とよばれている悪性新生物(がん)・心疾患・脳血管疾患には、生活習慣が大きく関わっています。女性経営者がこれらの病気にならないためには、発症のリスクとなる生活習慣を改善することも重要なポイントになります。人間ドックでさまざまな角度から総合的に全身の状態をチェックすることにより、病気を発症するリスクについても把握することができます。

人間ドックは、がんや病気を見つけるだけではなく、病気につながる健康課題を明らかにして、生活習慣をあらためるきっかけを与えてくれる機会でもあります。人間ドックの結果をもとに健康課題を解決していくことで、あらゆる病気の発症リスクを下げることができるでしょう。

女性経営者におすすめの会員制メディカルクラブ

女性経営者におすすめの会員制メディカルクラブ

人間ドックを提供する医療機関は増え続けており、実際にどの人間ドックを受診すればよいか、悩まれている方も多いのではないでしょうか。ここでは、経営者を中心に近年注目を集めている会員制メディカルクラブについて紹介していきます。

会員制メディカルクラブとは

会員制メディカルクラブは、通常の人間ドックでは受けることが難しい最新の医療機器を使った検査や手厚いサポートを受けられる医療機関です。「会員制」とあるとおり、入会金と年会費の支払いが必要で、医療機関によっては会員資格の条件が設けられているところもあります。

会員制メディカルクラブのサービス内容は、医療機関によってそれぞれ特色があり得意分野も異なります。そのため、自身の健康状態や受けたい検査など、よく検討してから選ぶ必要があります。

会員制メディカルクラブのメリット

会員制メディカルクラブのメリットには、以下のようなことが挙げられます。

  • ・顧問医による継続的なサポート
  • ・高精度の医療機器による異常の早期発見
  • ・コンシェルジュサービスをはじめとしたホスピタリティの充実
  • ・ホテルライクな空間での受診
  • ・プライバシー保護の徹底
  • ・異常発見時の迅速なサポート体制

女性経営者にとって「時間」は非常に貴重です。会員制メディカルクラブでは、顧問医による継続的な健康サポート、高精度の医療機器による検査を受けられるだけではなく、リラックスした空間で待たされることなくスムーズに検査をおこなうことができます。また、ほとんどの会員制メディカルクラブは信頼性の高い大学病院や専門病院と提携しているため、異常が見つかった場合も迅速に対応してもらうことができます。

プライバシーも完全に守られているため、女性経営者の方は会員制メディカルクラブも選択肢のひとつと検討されてはいかがでしょうか。

まとめ

女性経営者ががんにならないためにはどうすればよい?

本記事では、女性経営者ががんにならないためにはどうすればよいのか、女性がかかりやすいがんや、早期発見・予防をするための人間ドックの重要性について解説してきました。

女性が発症しやすいがんは年代によって異なるため、早期発見するためには通常のがん検診だけではすべてをカバーすることができません。そのため、企業のトップであり、健康状態が経営に大きな影響を与える女性経営者は、人間ドックでより詳細なチェックをすることが必要です。

また、さまざまな医療機関が人間ドックを提供していますが、経営者を中心に近年注目されている「会員制メディカルクラブ」も女性経営者にとって選択肢のひとつになるでしょう。

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