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「免疫力を高める」とは何か~CBDの働きと期待できる効果を解説

未病

健康への意識が強い人ほど「免疫力を高めたい」と思っているのではないでしょうか。「病気にかからないようにするには免疫力を高めなければならない」と理解している方もいるでしょう。

この考え方は、健康づくりや病気予防においてとても重要なものですが、では免疫力とはなんでしょうか。免疫力を高めるとは、どのような取り組みや状態のことをいうのでしょうか。

実は免疫力は医学用語ではありません。それでも免疫力を高める取り組みは、健康の維持、増進にとって重要であると考えられています。

そこで「免疫力を高める」という概念を正確に解説していきます。

セントラルメディカルクラブでは、免疫力を高める方法としてCBDオイルを推奨しているので、この働きと期待できる効果についても紹介します。

正確には免疫細胞の活性化という

医学の領域で「免疫力」や「免疫力を高める」という表現を使わないのは、この言葉の意味することが漠然としすぎているからでしょう。

ただ、医師たちもこれらの言葉を普通に使います。「免疫力を高める」という言葉は、難しい免疫の概念をイメージしやすくするよい表現といえます。

医学で使われている用語は、免疫機能や免疫機構、免疫細胞です。免疫細胞は複数種類あり、それぞれの働きはかなり異なります。免疫機能には少なくとも攻撃、抑制、記憶の3つの働きがあり、かなり複雑な仕組みになっています。

これらを総称して免疫機構といいます。

医学用語を使って「免疫力を高める」を言い換えると、免疫細胞を活性化させて免疫機能を高めること、となるでしょう。

参照:知っておきたい 免疫のホント

免疫細胞と腸活

腸をよい状態に保つ取り組みのことを「腸活」といったりしますが、これは免疫と深い関わりがあります。免疫機構の担い手である免疫細胞の多くが腸に存在するからです。

参照:三宅研究室(自己免疫・神経免疫研究室)コラム6 腸と免疫

免疫細胞とは白血球の仲間

免疫細胞は、造血幹細胞という細胞が成長した細胞です。これは、血液に含まれている赤血球や白血球などの血球を作るものになる細胞で、基本的には骨髄に存在します。

 

白血球(免疫細胞)の種類 免疫システムを担う細胞(白血球)の種類

●リンパ球:T細胞、B細胞、NK細胞、NKT細胞など

・食細胞:好中球、マクロファージ 樹状細胞

・抗原提示細胞

 

これらの免疫細胞が、先ほど紹介した攻撃、抑制、記憶という免疫機能の複数の役割を分担しています。

攻撃、抑制、記憶を担う免疫細胞を紹介

攻撃を担うのは食細胞です。食細胞は体内に侵入してきた病原菌を殺菌したり分解したりします。

抑制を担うのはリンパ球です。免疫機能は身体を守るように作用しますが、これが過剰になると身体を傷つけてしまいます。それでリンパ球が免疫機能の働きを抑制します。

なおリンパ球の1つであるT細胞は攻撃にも加わります。そして抗原提示細胞はT細胞を活性化させます。

リンパ球は記憶も担います。記憶とは、敵を覚えることです。

ある病原菌がある人に初めて侵入したとき、免疫細胞にとっても初めての出会いになるのですぐに敵と認識できず、そのため攻撃が遅れてしまいます。そのうちに病原菌が体内で増殖し、つらい症状を引き起こす病気を発生させます。

このときリンパ球はその病原菌を記憶するので、次にまたその病原菌が体内に入ってきたらすぐに攻撃することができます。それで今度はつらい症状が起きずに済みます。

樹状細胞は病原菌などの異物を取り込み、その特徴を覚えるので、これも記憶を担っています。

このように免疫細胞はチームを組み、総力戦で病原菌と戦います。これが免疫機構の姿です。

参照:制御性T細胞の新しい免疫抑制メカニズム  | 理化学研究所

参照:T細胞 | 健康用語の基礎知識 | ヤクルト中央研究所

免疫細胞は新型コロナも攻撃した

理化学研究所は、免疫細胞が新型コロナウイルスを攻撃する現象を発見しました。

これは日本人特有の性質によるものかもしれず、治療薬の開発に役立つかもしれません。

参照:日本人の多くは風邪を記憶した免疫細胞が新型コロナも攻撃、「ファクターX」の可能性 理研が発見

腸にリンパ球の半分以上が存在するのは免疫に都合がよい

免疫機構のなかで重要な役割を担うリンパ球ですが、体内の半分以上のリンパ球は腸内に存在します。

リンパ球の多くが腸内に存在するのは理にかなっていて、なぜなら腸には1000種類以上、100兆個といわれる腸内細菌があるからです。リンパ球と腸内細菌は互いに作用して、機能を高めています。

それで腸内細菌の活躍を促す腸活は、間接的にリンパ球の活性化に貢献するので、免疫力を高めることにつながるわけです。

CBDオイルと免疫

CBDオイルは大麻成分の中の成分で国内承認を得ている材料です。従って日本の法律上は食品に分類されます。大切な点なので再度、述べますがCBDオイルは違法になる成分を除去しているので日本の法律に触れることはなく、むしろその効果の高さから多くの医療機関が推奨しています。

CBDオイルの主成分であるカンナビノイドは体内の受容体というタンパク質と反応して免疫力を高める効果を生みます。

CB2受容体

受容体は細胞内にあるタンパク質で、特定の物質を受容することで化学反応を生み出します。

CBDの主成分カンナビノイドの受容体にはCB1受容体とCB2受容体の2種類があり、免疫に関与するのはCB2受容体のほうです。

CB2受容体はリンパ球に多く存在し、カンナビノイドを受容することで免疫機構をコントロールしています。

カンナビノイド欠乏症

体内のカンナビノイドの数や量は人によって異なります。体内のカンナビノイドが減少すると、CB2受容体との結合も起きず、そのため免疫機構がうまく働かないことになります。この状態をカンナビノイド欠乏症といい、アトピー性皮膚炎や甲状腺疾患、精神的な病気を引き起こすことがあります。これらの病気はカンナビノイド欠乏症によって免疫に異常が生じて発症すると考えられます。

それでCBDオイルでカンナビノイドを補充することが免疫力を高めることに貢献するのです。

まとめ~病気にならない身体づくりのために

この記事の内容を箇条書きでまとめます。

・免疫細胞が活性化して免疫機能が向上し免疫機構がしっかり働くことを「免疫力が高まる」という
・免疫細胞をつかさどる白血球には、リンパ球、食細胞、樹状細胞、抗原提示細胞などがある
・免疫細胞の半分以上は腸内にあり、腸内細菌がつくられている。
・CBDオイルの主成分であるカンナビノイドはCB2受容体と結合することで免疫力を高める作用を持つ

免疫力を高めることは病気にならない身体をつくることとほぼ同義なので、セントラルメディカルクラブでもCBDオイルを推奨しています。

関連記事:CBDのリラクゼーションとアンチエイジングの効果について~使用時の注意も解説

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